「ESの自己PRって、何を書けばいいんだろう…」「どうすれば採用担当者に『会いたい』と思ってもらえるんだろう」
就職活動を始めたばかりの大学生にとって、エントリーシート(ES)の自己PRは、最初にぶつかる大きな壁の一つですよね。
インターネットで調べても、抽象的なアドバイスばかりで、なかなか筆が進まないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、人事担当者が「会いたい」と思う自己PRの書き方を、具体的なポイントやIntern Streetの面談講師が実際に就活時に使用していた自己PRを交えながら解説していきます。
最後まで読んでいただければ、自信を持って提出できる自己PRを作成できるようになりますので、ぜひ読み進めてみてください。"
▼目次
自己PRの書き方を考える前に、まずは「自己PR」と「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」の違いを理解することが大切です。この2つを混同している学生さんは少なくありませんが、それぞれ企業が知りたい内容は異なります。
自己PRは、あなたの「強み」や「価値観」をアピールするものです。例えば、「私は課題解決能力が高いです」「チームをまとめるリーダーシップがあります」といったように、あなたが企業で働く上でどういう貢献ができる人材なのかを伝えます。
一方、ガクチカは、「ある特定の期間に、あなたがどのような目標を掲げ、どのような行動をとったか」を伝えるものです。サークル活動やアルバイト、ボランティアなど、具体的なエピソードを通してあなたの行動力や思考力を示します。
つまり、自己PRが「私の強みは〇〇です」と結論を述べるのに対し、ガクチカはその強みが「なぜ身についたのか」「どのような経験から生まれたのか」をストーリーで語る役割を担っているのです。
では、人事担当者は自己PRを通して何を見ているのでしょうか。
今回は毎日学生のキャリアと向き合っているIntern Streetの面談講師に「この学生に会って話を聞いてみたい」と感じる特徴について3つ挙げてもらいました。
採用担当者は、何百、何千ものESに目を通します。その中で、一目であなたの強みがわかる文章は、担当者の注意を引く上で非常に重要です。
最初に「私の強みは〇〇です」と結論を述べ、その後に具体的なエピソードを続けることで、読み手はあなたの文章の全体像をスムーズに把握できます。
逆にこれができていないと「結局この学生の強みはよくわからない」とネガティブに評価されて、選考を通過できません。
ただ強みを述べるだけでは、根拠に乏しく、説得力に欠けてしまいます。「本当にその強みを持てているの?」と疑念を持たれてしまうかもしれません。
そこであなたの強みが、どのような経験から生まれ、どう活かされてきたのかを具体的に示すことで、文章に深みと説得力が生まれます。
エピソードが強みとしっかり結びついているか、論理に破綻がないかを確認しましょう。
あなたの強みが、志望する企業や職種でどのように活かせるかを伝えることは、非常に重要です。
「入社後に貢献できること」まで言及することで、企業はあなたが自社で働く姿を具体的にイメージできます。これは、単なる過去の経験談ではなく、未来志向の文章として人事担当者に響きます。
「入社後に貢献できること」は直接的・具体的に書ければそれに越したことはありませんが、まだ明確に書けない場合でも間接的には伝えることができます。
自分の頭で考えられること(主体性)、考えを行動に移せること(行動力)、行動し続けられること(継続力)を感じられるように書きましょう。
これらのポイントを踏まえ、実際に自己PRを作成するための具体的な5つのステップをご紹介します。
まずは、これまでの学生生活を振り返ってみましょう。アルバイトやサークル、学業、ボランティアなど、どんな経験でも構いません。
「どんな時にやりがいを感じたか」「どんな困難を乗り越えたか」といった視点で、一つひとつの出来事を書き出してみてください。1日程度かけて自分史を書いてみるのもおすすめです。
(自分史についてはこの記事で詳しく解説しています。【例文・AIプロンプト付】長期インターンの自己PRはこう作る!初めてでも伝わる型と例文つきで解説)
また友人や家族に自分の強みを聞いてみたり、生成AIに自己分析につながる問いをくりかえしてもらったりするのも有効な手段です。
次に、応募する企業がどのような人物を求めているのかをリサーチします。
企業の採用ページやIR情報、社員インタビューなどを読み込み、「コミュニケーション能力」「主体性」「チームワーク」といったキーワードを洗い出しましょう。
なお、この際には以下のように二項対立を立ててみて分析するとつかみやすいです。
・大事なのは「頭脳」or「体力」
・「チームワーク重視」or「個人の力重視」
・「一歩一歩慎重に行動すべき?」or「失敗をおそれず、まずやってみるべき?」
正直なところ、最初はどの企業も同じような素質を求めているように感じますが、分析を続けていると徐々にその違いが分かってきます。
ステップ1で見つけた自分の強みと、ステップ2でリサーチした企業が求める人物像を結びつけます。自分の強みを最も効果的に示せる、具体的なエピソードを一つに絞り込みましょう。
なおその際はいきなり200文字、300文字に整理するのではなく、まずは可能な限り要素を書き出してみてください。論理、話の網羅性、読みやすさなど全部度外視で構いません。まずは言語化することです。
そのうえで、こうした要素を生成AIに残しておくと、その後の作業がしやすいです。
文章を構成する際は、「PREP法」を使うと論理的で分かりやすくなります。
P (Point):結論
「私の強みは〇〇です。」
R (Reason):理由
「なぜなら、〇〇という経験でそれを発揮したからです。」
E (Example):具体例
「具体的には、〇〇という目標に対し、〇〇という行動をしました。その結果、〇〇という成果を出しました。」
P (Point):結論
「この経験から得た〇〇という強みは、貴社で働く上で〇〇という形で活かせると考えています。」
なお、最近では生成AIを使うことで、一瞬でロジカルな文章を生成できますが、一度は自分の力だけで書いてみることをおすすめします。自分の経験のどこを強調したいか理解できていないと、面接の場で答えられません。
いかにもAIが書いた文章、AIが考えた内容の丸暗記は、選考担当者の印象を著しく下げますので注意してください。
完成した自己PRは、必ず第三者に読んでもらいましょう。
客観的なフィードバックをもらうことで、自分では気づけなかった改善点が見つかります。大学のキャリアセンターや就活を終えた先輩に相談してみるのがおすすめです。
ここでは、代表的な強みである「課題解決力」「継続力」「リーダーシップ」をテーマにしたIntern Streetの面談講師が実際に就活時に使っていた自己PRの例文をご紹介します。
説得力のある自己PRを作成するには、何よりも「実務経験」が鍵になります。なぜなら、アルバイトやサークル活動では得られない、より具体的で専門的なスキルや経験が、自己PRの説得力を格段に高めてくれるからです。
そこでおすすめしたいのが、長期インターンシップです。長期インターンでは、数ヶ月から1年以上にわたって企業の一員として働き、ビジネスの現場で通用するスキルを身につけることができます。
例えば、
・マーケティング職のインターン:データ分析やSNS運用を通じて、企画力や実行力をアピールできる。
・営業職のインターン:顧客へのヒアリングや提案を通して、課題解決力やコミュニケーション能力をアピールできる。
といったように、具体的な成果を伴うエピソードが自己PRのネタになります。
長期インターンに参加することで、ガクチカと自己PRを同時に、かつより説得力のある形で充実させることが可能です。
「長期インターンって実際どんな感じなの?」
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この面談では、例えばこんな疑問にお答えします。
・長期インターンでは、どんな働き方をするのか?
・どんな企業がインターンを募集しているのか?
・インターンに参加するための時間の作り方は?
気になることを気軽に相談できる機会です。初めての方も、まずは情報収集から始めてみませんか?
長期インターンは、一定の時間を投下してビジネス的成長を得る究極の「自己投資」です。そのため自分に合った長期インターンを選ばないと、狙った成果が得られません。
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Intern Streetの面談でできること
・目的や希望条件を丁寧にヒアリングし、自分に合う長期インターン先の提案
・志望動機の言語化や選考に進む企業ごとのチューニング
・これまでの経験に応じてレベルを合わせた長期インターン先の紹介
・過去の長期インターン生の経験や工夫の共有
・通常必要なESの代理執筆と選考フォローアップ
・長期インターン選考がうまく行かない際のサポート
自分に合うインターン先を見つけるには、正確な情報と第三者の視点が必要です。迷ったとき、不安なときこそ、私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか?