「長期インターンの選考に応募しようと思うけど、自己PRって何を書けばいいの?」
「他の学生と比べて特別な経験もないし、自信がない……」
そう悩む方は少なくありません。
実は、長期インターンの自己PRでは、華々しい実績よりも「これからの成長可能性」や「仕事へ取り組む姿勢」が見られています。
そのため、たとえアルバイトや部活といったよくある経験しかなかったとしても、工夫次第で企業の目に留まる自己PRをつくることは十分に可能です。
本記事では、自己PRで見られるポイントから、誰でもつくれる型、例文、よくある悩みの対処法まで、長期インターンの自己PRをゼロからつくれるようになる方法をわかりやすく解説します。
▼目次
新卒採用と違って、長期インターンの選考では、社会人経験もスキルも持っていない学生がほとんどです。
だからこそ企業は、「どれくらい成果にコミットしてくれそうか」「どれくらい成長できそうか」といったポテンシャルを見ています。
✅面接担当者が評価する項目
・過去に何かをやり切った経験があるか
・周囲の教育やフィードバックを素直に受け入れてくれそうか
・仕事そのものに前向きに動いてくれそうか
⇒今すぐにはできないかもしれないけど、3か月後には半人前、6か月後には一人前になってくれそうか
面接官が最も聞きたいのは、その企業のビジネスへのコミット意欲です。そしてそれが一時的なふわふわしたものではなく、継続的で確固としたものであるというエビデンスとして、その意欲を生み出す過去の体験(現体験)も聞きたいと考えています。
「学生時代に力を入れたことは?(ガクチカ)」という質問は、まさにこの意欲の源泉を問う質問なわけです。
そのため自己PRでは、過去の経験を踏まえてその会社のビジネスにコミットする意欲を強く伝えましょう。
✅コミットする意欲の伝え方
①関心:原体験をもとにその企業のビジネスに興味があることを伝える→日々の業務を楽しめることの証明
②粘り強さ/根気強さ:原体験をもとにやりきる力があることを伝える→継続性・素直さの証明
③能力:原体験をもとに特定の能力があることを伝える→自分の強みを軸に業務を拡張できることの証明
初めての長期インターン探しの場合はまず上記の①②を徹底的に作りこみましょう。そのうえで自信のある能力があれば③も追加してより強固な自己PRに練り上げましょう。
✅ 自己PR構成のテンプレート
①結論(私は◯◯な人間です)
→ まずは一言で「自分の強み」を言い切る
②根拠(なぜそう言えるのか)
→ その強みを裏付ける考え方や姿勢を説明
③エピソード(具体的な体験)
→ バイト・部活・学業などでの体験を使って証明
④学び・貢献(今後どう活かすか)
→ 長期インターン先でどう活かせるかを述べて締める
【テンプレ】=======================================
私は(自分の強み)な人間です。私はこれまで○○したいと考え(過去の活動)をやってきました。
そのなかでは○○という目的のために、△△ということを意識して取り組み続けてまいりりました。
その結果、当初考えていた○○という目的を達成しました。またそれ以外にも●●という学びも得られました。
現在は(原体験)という理由から御社のビジネスに興味があります。その興味を満たすためにも過去の経験を活かして御社の活動にコミットする所存です。
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この構成で書くと、企業側にも「この学生は自分の強みを理解していて、それを業務にも活かせそうだ」とイメージしてもらいやすくなります。
「特別な経験をしていない」「語れるような成果がない」と感じる人も多いかもしれません。
そう感じる方はまずは、自分の過去を「棚卸し」してみましょう。以下のような経験からでも、十分に自己PRのネタになります。
✅ 自己PRのネタになる経験例
・飲食店や塾講師などのアルバイト経験
・定期テストや資格試験のための学習への努力
・部活・サークルでの役割や継続
・趣味やハマったこと(筋トレ、動画編集、読書など)
なおIntern Streetでは「自分史」を作って経験を棚卸しすることをおすすめしています。
自分史とは小学校~中学校~高校~大学・今に至るまでの自分の過去やってきたこと、その際に感じたことをできるかぎり詳しくボリューミーに書いたものです。
特に覚えていること、印象的なことを時系列順に書いていき、「何をした/何が合った」「そこで何を感じた」というものをできるかぎり詳しく文章で書いていきます。
そうするとそれまで見えてこなかった自己の魅力やその考え方が見えてきます。
大事なのは、「その経験にどんな意味を見出しすか」。小さな経験でも、自分なりに工夫や努力をした点にフォーカスすれば、立派なアピール材料になります。
先ほど自分史の概念を出しましたが、自分らしさは過程や向き合う姿勢、結果からの学びに表れます。やったこと/成し遂げたことも大事ですが、それよりも一連の流れの方が大事です。
・なぜそれをやるに至ったのか
・やる過程のなかで何を感じたか
・そこでやったことが次の行動へどうつながったか
といった部分に、自分らしさ、自分だけの考え方が見えてきます。
この点でも自分史をできる限り細かく書いて、そのとき自分は何を考えていたかを追体験することが重要です。
最近ではChat GPTなどの生成AIも登場し、自分の経験の棚卸しがやりやすくなりました。
積極的にAIの力も借りてみましょう。
特に自分史は自分一人で書くと大変な作業ですから、ガンガン使ってください。
以下、Chat GPTなど生成AI用の自分史制作プロンプトを共有いたします。
まずはここから始めてみてください。
【自分史制作用プロンプト】=======================================
#自分史を制作します
#自分史の文字数は2000文字程度
#小学校、中学校、高校、大学、それぞれ200文字、500文字、700文字、600文字で出します
#まず私に何が印象に残っているか、今の自分の価値観を形成するにつながった経験を聞き出してください
#経験を聞き出したのち、そこで何を感じたか、何を学んだか聞き出してください
#そのうえでそれぞれの経験を繋げる余地があればその可能性を示してください
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「話したい経験はあるけど、どう言語化していいか分からない」
「自分の強みって、どこにあるのかすら曖昧かも……」
「この強みで勝負できるかアドバイスが欲しい」
そう思っている方にこそおすすめなのが、Intern Streetのエージェントとの面談です。
Intern Streetの長期インターン面談では、ただ求人を紹介するだけでなく、学生一人ひとりの興味や目指す成長に合わせて、自己PRや志望動機の言語化を一緒に行っています。
特に本日お伝えした自分の原体験、そしてそれに基づくコミット意欲のつながりをしっかり結合させますので、ぜひ思いのたけをお伝えください。
✅面談でお伺いすること
・何に強烈な原体験を感じているか
・その原体験からどういう思想、行動の意思決定の基準などを得たか
・その体験を踏まえて、どんな仕事・環境ならやってみていと思うか、業務をやりきれそうか
Intern Streetでは、長期インターンをする際に特に環境にもこだわるべきだと考えています。
長期インターンはその性質上、週平日3日20時間以上という長い時間を割く必要があります。そのため長期インターン先の選び方を間違うと望んだ成長ができないだけでなく、貴重な時間を無駄にしてしまうことにもつながります。
ですから、長期インターン先はしっかり選びましょう。
特にIntern Streetでは以下のような企業を推奨しています。
①事業の上流~下流まで、まるっと関われる
②フィードバック文化がある
③数字にこだわって働ける
上記の視点を踏まえて、現在Intern Streetでは以下の長期インターン先をご紹介しています。
LITALICO社は、障害のある方や発達に特性のある子どもたち、そしてその家族や関連機関を支援するため、多岐にわたるサービスを提供する企業です。
児童福祉の分野では、発達障害のある子どもや発達が気になる子どもを持つ保護者や関係者向けのポータルサイトを運営し、発達障害に関する情報提供、専門家への相談、保護者同士のコミュニティ機能、関連施設の検索などを可能としています。
現在は、児童プラットフォーム事業(LITALICO発達ナビ)部長直下のBizDev職で、長期インターンを募集しております。
日本ビジネスアート社は、コンサルティングとクリエイティブの融合で一流企業の価値を高め続ける企業です。
企業の根幹にある価値を掘り起こし、それを多様なステークホルダーに伝え、企業のファンを増やすべく、企業ブランディング支援事業、マーケティング支援事業を提供しています。
現在は、主にコンサルタント職で長期インターンを募集しております。
ウタイテ社は、2.5次元IPのプロデュースからマネジメント、コンテンツ制作、配信、グッズ販売、イベント開催、ファンクラブ運営に至るまで、IPビジネスのバリューチェーン全体を一気通貫で手がける企業です。
インターネット上で活動する「歌い手」をはじめとする2.5次元IPクリエイターが創造活動に専念し、ファンと共に成長できるエコシステムを構築することに挑戦しています。
現在は経営企画職で長期インターンを募集しております。