大学生の一人暮らしは、学びの自由度や生活の質を大きく左右します。
しかし「家賃はいくらかかるのか」「生活費と合わせて毎月どのくらい必要なのか」は、実際に調べてみないと見えてきません。
そこで本記事では、2024年10月以降の最新データをもとに、早稲田生に人気のエリア別家賃相場(ワンルーム・1K・1DK)や生活費の目安をキャンパス別に解説します。また賃貸物件との比較で参照される学生寮の費用についてもご紹介します。
そのうえで大学生活と学びを最大化するために、安定してかつ学びになるお金の稼ぎ方として長期インターンをご紹介いたします。
収支シミュレーションも掲載しておりますので是非最後までお読みください。
▼目次
早稲田大学には4つのキャンパスがあります。ここではキャンパス毎に最寄り駅を提示し、その周辺の家賃相場を解説いたします。※
それぞれ学部ごとに所属キャンパスが異なりますが、3つのキャンパスは東京メトロ東西線「早稲田駅」、JR山手線「高田馬場駅」近辺にまとまって位置しているため、一人暮らしの家の探し方はおおむね共通します。
※家賃相場は不動産情報サイト『アットホーム』(https://www.athome.co.jp/chintai/souba/)のデータを参照しております。
●最寄り:東京メトロ東西線「早稲田駅」、JR山手線「高田馬場駅」
●通学のしやすさと家賃感
【キャンパス最寄り駅周辺】
・「早稲田駅」周辺はワンルームで平均9.0万円、1Kで平均10.1万円、1DKで平均12.5万円と最も高い
・「高田馬場駅」周辺はワンルームで平均8.2万円、1Kで平均10.0万円、1DKで12.2万円と高め
【東京メトロ東西線沿い・JR中央線沿い】
・東京メトロ東西線「落合駅」はワンルームで平均7.8万円、1Kで8.9万円、1DKで10.3万円
・JR中央線「中野駅」はワンルームで平均6.8万円、1Kで平均8.2万円、1DKで10.0万円
・JR中央線「高円寺駅」はワンルームで平均6.5万円、1Kで7.7万円、1DKで9.6万円
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早稲田キャンパスの最寄り駅は、東京メトロ東西線「早稲田駅」となります。またJR山手線「高田馬場駅」を利用する学生も多いです。
「高田馬場駅」は乗り入れ路線が多いため交通利便性が高く、コンビニ・飲食店・書店など学生向け施設が豊富な一方、家賃はワンルームで約8.2万円、1Kで10万円程度とやや高めになっています。また「早稲田駅」周辺はやや物件のグレードが上がるためより家賃が上がる傾向にあります。
最寄り駅を通過する東京メトロ東西線、JR中央線沿線の駅に視野を広げると家賃水準は下がります。今回は東西線早稲田駅から4駅圏内の「落合駅」「中野駅」「高円寺駅」を取り上げてみました。
これらの駅周辺は東京都心でも比較的家賃が低い地域です。一方で早稲田大学まで20分圏内、新宿駅までは10分圏内、東京駅まで30分圏内と都内でも屈指の利便の良さを誇ります。
戸山キャンパスは早稲田キャンパスに隣接しており、住むエリア・家賃感は早稲田キャンパスとほぼ同様です。
●最寄り:東京メトロ副都心線「西早稲田駅」、JR山手線「高田馬場駅」
●通学のしやすさと家賃感
【キャンパス最寄り周辺】
・「西早稲田駅」周辺はワンルームで平均8.0万円、1Kで平均10.0万円、1DKで11.7万円
【東京メトロ副都心線沿い】
・東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」はワンルームで平均8.5万円、1Kで9.3万円、1DKで10.7万円
・「池袋駅」はワンルームで平均8.1万円、1Kで平均9.1万円、1DKで平均11.1万円
【東京メトロ東西線沿い・JR中央線沿い】
・東京メトロ東西線「落合駅」はワンルームで平均7.8万円、1Kで8.9万円、1DKで10.3万円
・JR中央線「中野駅」だとワンルームで平均6.8万円、1Kで平均8.2万円、1DKで10.0万円
・JR中央線「高円寺駅」だとワンルームで平均6.5万円、1Kで7.7万円、1DKで9.6万円
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西早稲田キャンパスの最寄りは東京メトロ副都心線「西早稲田駅」です。またJR山手線「高田馬場駅」を利用する学生も多いです。
西早稲田駅周辺はワンルームで8.0万円、1Kで10.0万円とやや高めです。なお副都心線沿線「雑司が谷駅」「池袋駅」も大体同じ程度の家賃相場となっています。ただし「雑司ヶ谷駅」「池袋駅」周辺は比較的大きな住宅街であるため、低家賃の物件を見つけられる可能性はあります。
一方で「高田馬場駅」からも近いため、早稲田キャンパス・戸山キャンパス同様、東京メトロ東西線・JR中央線沿いも視野に入ってきます。
●最寄り:西武池袋線「小手指駅」+バス(15分)
●家賃感
【キャンパス最寄り周辺】
「小手指駅」周辺はワンルームで平均4.3万円、1Kで平均4.6万円、1DKで平均5.1万円
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所沢キャンパスは埼玉県所沢市にあり、西武池袋線「小手指駅」からバスでアクセスします。大学周辺にはスーパーや飲食店などの施設が少なく、また丘陵地で公共交通機関も少ないため、多くの学生が「小手指駅」近辺に住んでいるようです。
「小手指駅」が位置する西武池袋線は「所沢駅」「池袋駅」といった大型の駅を抱えるほか、東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線、東京メトロ有楽町線に直通しており、「新宿三丁目」「渋谷」「横浜」「有楽町」などの主要駅に一本で出ることができます。
東京の相場に比べて家賃は大幅に安く、1Kで5〜7万円台が中心。広めの部屋や築浅物件も手が届く価格帯です。
早稲田大学には大学が直接運営する直営寮が2か所(うち1か所は運動部用)、民間企業と提携して運営する寮が21か所(うち早稲田大学生のみが居住するのは6か所)あります。
Waseda International Student Houseは日本人学生と留学生が共同生活を送る学生寮で、入居学生全員が「Social Intelligence(SI)プログラム」に参加します。
寮室は全室個室で、個室にはベッドやベッドマット、エアコン、机、椅子、2ドア冷蔵庫などの基本設備が完備されています。一方でリビングや洗面所は4人で共有、コミュニティキッチン、シャワールーム、ランドリールームは階で共有となります。
入居は学部新入生のみ可能で入学時に募集があります、居住可能期間は2年間です。食事の提供はありません。
初期費用は合計263,732円(内訳:入居費6万円、保証費6万円(原則返還・敷金と同じ)、火災保険6,650円+ベッド・椅子カバー5,082円+SIプログラム費用22,000円+2か月分家賃11万円)です。
家賃は月額55,000円(水光熱費込み)です。
2年目にはSIプログラム費用22,000円と火災保険6,650円がかかります。
トータル費用で見た場合、賃貸物件を借りて一人暮らしするよりも2-3割ほど安い金額です。
早稲田国際学生寮(WID)は、早稲田大学が共立メンテナンス社に運営を委託する早稲田大学学生専用の学生寮です。
現在は計6棟が運営されており、棟によって料金が異なります。
①WID 早稲田 月額108,360円(2食付)、89,000円(食事別)+別途管理費など
②WID 下井草(女性限定)月額101,660円(2食付)、82,300円(食事別)+別途管理費など
③WID 花小金井 月額79,260円(2食付)、59,900円(食事別)+別途管理費など
④WID 小平 月額99,060円(2食付)、79,700円/月(食事別)+別途管理費など
⑤WID 所沢 (女性限定)月額73,660円(2食付)、54,300円(食事別)+別途管理費など
⑥WID 西所沢 月額101,259円(2食付)、81,900円(食事別)+別途管理費など
トータル費用で見た場合、賃貸物件を借りて一人暮らしするのと同じかやや高いです。
一方で食事の提供があったり、周りに早稲田大学生が多数いたりする環境ゆえ、初めて一人暮らしをする方でも不安なく過ごせます。
一人暮らしにおいて家賃は、毎月必ず支払う「固定費」の中で最大の支出です。例えば1Kで月9万円の部屋に2年間住めば、家賃だけで約216万円となります。
この金額をケチって不便な立地や騒音の多い物件を選ぶと、毎日の生活にストレスが積み重なり、勉強や課外活動に集中できなくなることも少なくありません。
また家賃を計算する際には交通費・移動時間コストも考えなければいけません。大学から遠い場所に住むと交通費が高くつきますし、その時間得られたはずの活動機会を移動に奪われることもあります。
逆に、多少家賃が高くても大学や駅から近い物件に住めれば通学時間が短縮できて、その分を勉強や睡眠、課外活動に充てられるため大学生活の質は確実に上がります。家は単なる「寝る場所」ではなく、生活と学びの質を底上げする投資先なのです。
しかし、こうした「学びを支える良い住まい」を選ぶには、ある程度の予算が必要です。仕送りや奨学金だけに頼ってしまうと、どうしても物件選びの選択肢が狭まります。
そこで鍵になるのが、在学中に安定して稼げる仕組みを作ることです。アルバイトも一つの手ですが、より高い時給や成長機会を得られる長期インターンなら、生活費の基盤を固めつつ、就活や将来にも直結するスキルを身につけられます。
長期インターンとは、「有給で長期間(約6ヵ月以上)、実際のビジネスの現場で就業すること」を指します。
大学生でありながら企業に所属し、正社員と同じような業務を任される点が特徴です
多くの企業では、以下のような条件で募集されています。
・週3日以上・週20時間程度の勤務
・最低3〜6ヶ月以上の継続
・業務内容は実際の社員と同じ
ただのおしごと体験ではなく、企業の一員として働きながら成果を出すのが長期インターンです。
長期インターンは有給であり、時給も1,200円〜1,500円程度が一般的です。スキル・経験によっては時給2,000円台で働いている大学生もいます。
長期インターンの毎月の勤務時間は、80時間程度が相場です。ですので【毎月10万円】程度のお給料をもらうことができます。
さらに長期インターンでは、アルバイトとは異なり、働きたい分だけ働ける場合※が多いため、例えば月100時間以上働くことも可能です。その場合には【月15万円】も十分狙えます。
※労働基準法などの法令に基づく範囲内です。契約体系は原則アルバイト契約となります。また企業の方針により、一部条件が変わる場合もございます。
一般的なアルバイトとは違い、長期インターンには“シフト制”という概念が原則ありません。
働き方の特徴は以下のとおりです。
・自分の担当業務を持ち、自主的に進行
・勤務時間を増やせば、その分裁量ある業務を任せられる
・忙しい時期は調整しやすく、オンライン対応も可能なケースが増えている
このように、「安定して収入を得ながら、自由度高く働ける」という特徴も長期インターンの大きな魅力です。
長期インターンでは、会社の一員として社員と同様に働きます。そのため、実践的なビジネススキルを実務を通じて身につけることができます。
長期インターンでは、主に以下の職種ではたらくひとを募集しています。
・営業・セールス職
・マーケティング・広告職
・コンサルティング職
これらの仕事は、大学卒業後に皆さんが会社に入って行なうものとまったく同じです。そのため長期インターンでの実務経験は就活などでも高く評価されます。また将来副業をする際にも活きる経験でもあります。
つまり、お金をもらいながら、同時に就活対策・キャリア形成ができるのが長期インターンというわけです!
長期インターンでは、基本的に社員と同等レベルの責任を持って業務にあたることになります。言い換えれば、「アルバイトよりも成長機会は大きいが、求められるスキルや姿勢も段違い」ということです。
そのため、「ラクにお金を稼ぎたい」という姿勢で参加するのはおすすめできません。
そもそも長期インターンには、「将来に向けてビジネススキルを磨きたい」「社会人の前に実力をつけたい」といった目的を持つ学生が集まっており、企業側もそうした意欲を前提に学生を受け入れています。
だからこそ、お金だけでなく「成長の場」としての意識を持って参加することが大切です。
「同じ時間働くなら、お金も貯まって将来の力にもなる方がいい」——そんな思考で臨むと、モチベーションも維持しやすく、企業からの信頼も得やすいでしょう。
【家賃相場と生活費の想定】
●ケース:1K(早稲田・高田馬場・西早稲田エリア)
・家賃:90,000円(駅近・築10年前後)
・光熱費:10,000円
・食費:30,000円(自炊+外食半々)
・通信費:5,000円(Wi-Fi+スマホ)
・雑費・交際費:15,000円
合計:150,000円/月
【長期インターンの給料の想定】
●長期インターン(週平日3日20時間勤務)の場合
月間勤務時間:80時間
長期インターンの時給:1,250~1,500円(スタート時の相場)
月収:90,000円~120,000円/月
【仕送り・奨学金などとの組み合わせ】
仕送り+奨学金 = 8万円/月
長期インターン(週3)= 約9万円~12万円/月
合計:約17~20万円/月 → 家賃9万円+生活費6万円+貯蓄2~5万円が可能
なお給料だけ見れば、長期インターンはアルバイトとあまり変わりません。ただし、その差は就活のタイミングで大きく出ます。
大学3年生、修士1年生から就職活動を始める場合、アルバイトだと特に就活が忙しい時期には就活対策のためにシフトに入れないことが多々あります。
一方で長期インターンは勤務すること自体が就活対策となるため、アルバイトよりも就活期に働き続けやすいです。
また長期インターンを受け入れる企業の多くは、就活に対して一定の理解があります。そのため事前に相談することで、リモート勤務を認めてくれたり、出社時間を調整したりしてくれることが多いです。
ここまで見てきた通り、長期インターンは「お金をもらいながらビジネススキル・経験を身につけられる成長の場」であって、大学生にとって魅力的な環境です。
しかし、自分に合った長期インターンを選ばないと、せっかくの経験が“ただの苦痛”になってしまうことも。
たとえば…
・企業によっては時給が低いことがある
・事業の成長フェーズや業務量によって、柔軟な勤務調整が難しいケースも
・「なんとなく」で選んだ結果、業務内容が合わずにやりがいを感じられない
また最近では減りましたが、ブラックな長期インターンも実際のところあります。
長期インターンは「1社で、平日週3日以上×6ヶ月以上」働くのが基本です。だからこそ、自分に合った企業を慎重に選ぶことがとても大切です。
長期インターンを募集する企業は年々増加しています。
しかし、その中から“自分に本当に合う企業”を自力で見つけるのは、実はとても難しいものです。
「気になる企業はあるけど、実際どんな働き方なのか分からない…」
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「せっかくやるなら、就活にもつながる経験がしたい…」
そんな方にこそ活用していただきたいのが、Intern Streetの無料面談です。
【Intern Streetの面談でできること】
・目的や希望条件を丁寧にヒアリングし、自分に合う長期インターン先の提案
・志望動機の言語化や選考に進む企業ごとのチューニング
・これまでの経験に応じてレベルを合わせた長期インターン先の紹介
・過去の長期インターン生の経験や工夫の共有
・通常必要なESの代理執筆と選考フォローアップ
・長期インターン選考がうまく行かない際のサポート
自分に合うインターン先を見つけるには、正確な情報と第三者の視点が必要です。迷ったとき、不安なときこそ、私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか?
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この面談では、例えばこんな疑問にお答えします。
・長期インターンでは、どんな働き方をするのか?
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