「就職活動をそろそろ考えないといけないけど、面接で話すガクチカ(学生時代に力を入れたこと)がない…」「サークルやアルバイト経験しかないけど、それで大丈夫かな?」と不安に思っている大学生は多いのではないでしょうか。
特に、周りの友人がすでに何かを始めているのを知ると、焦りを感じてしまいますよね。企業に評価されるガクチカが何かわからず、どのように話せば良いのか頭を抱えているかもしれません。
ご安心ください。この記事では、企業がガクチカを通して本当に知りたいこと、面接官に響くように伝えるための具体的な作成ステップ、話し方の注意点、そして面接で聞かれる質問例5選を、分かりやすく解説します。
▼目次
「ガクチカ」という言葉自体は知っていても、「なぜ企業はそんなことを聞くのだろう?」「学生時代の活動が仕事とどう関係あるのだろう?」と疑問に感じている方もいるでしょう。
本章では、まずガクチカが指す活動の具体的な定義を解説します。その上で、企業がそのエピソードの活動内容そのものではなく、あなたの行動のプロセスや能力を知りたがっているという、根本的な理由について深掘りして解説します。
ガクチカとは、文字通り「学生時代に最も力を入れて主体的に取り組んだ活動や経験」を指します。
重要なのは、単に「何をしていたか」という活動内容そのものではなく、「その経験を通してあなたがどう成長し、どのような能力を発揮したか」というプロセスにあります。
企業が新卒採用の面接でガクチカを尋ねるのは、あなたの熱意や人間性を知るためだけではありません。主に以下の3点を把握したいと考えています。
【①仕事への再現性(汎用的なスキル)】
「目標設定力」「課題解決能力」「周囲を巻き込む力」「PDCAを回す力」など、あなたが経験の中で発揮した能力が、入社後に仕事で活かせるかを判断しています。
【②モチベーションの源泉(価値観)】
何に困難を感じ、何を乗り越えることに喜びを感じるのか、その行動の原動力となる価値観を知ることで、自社の社風や仕事内容とマッチするかどうかを見ています。
【③あなたという人間性】
嘘偽りなく、あなた自身の言葉で真剣に取り組んだエピソードを聞くことで、あなたの個性や考え方、誠実さを確認しています。
つまり、ガクチカの面接対策とは、あなたが持っているポータブルスキル(持ち運び可能な能力)と価値観を、過去の具体的な行動を通して証明することに尽きるのです。
どんなエピソードでも、伝え方次第で面接官の印象は大きく変わります。面接で論理的に、かつあなたの魅力が伝わるガクチカを話すための基本的な構成ステップを習得しましょう。このフレームワークは、通称「STAR(スター)の法則」とも呼ばれ、非常に有効です。
「私が学生時代に最も力を入れたことは〇〇という活動です」と最初に結論を述べ、話の軸を明確にします。
どのような状況(Situation)で、何を目標(Task)としていたのかを伝えます。(例:「売上を前年比150%にする」)
直面した困難に対し、あなたがどのように考え、どのような具体的な行動(Action)を起こしたのかを最も詳しく説明します。(例:課題解決のために、顧客へのヒアリングを100件実施した。)
行動によってどのような結果(Result)が得られたかを定量的に伝え、その経験からどのような能力を得て、入社後にどう活かしたいかをアピールして締めくくります。
前述のフレームワークで論理的な構成は完璧です。さらに面接官の印象に残り、「この学生は入社後に活躍しそうだ」と感じてもらうためのテクニックを意識しましょう。
面接官の集中力を保つために、ガクチカを話す時間は「1分から長くても1分半(400字程度)」を目安に練習し、回答をコンパクトにまとめることが重要です。
必ず【Step 1】の結論を最初に伝え、その後の説明も「何を話しているか」がすぐに分かるよう、簡潔に区切りながら話しましょう。これにより、面接官は「この学生は要点を整理して話せるビジネススキルがある」と評価してくれます。
ガクチカのエピソードに真実味を持たせ、説得力を高めるためには、「具体性」と「人間性」の両方が欠かせません。
・具体的な数字(定量情報):売上〇〇%、集客〇〇名、〇〇ヶ月間など、定量的な情報を用いることで、あなたの努力の規模と実績が正確に伝わります。
・感情と言葉:「正直焦りましたが」「どうにか乗り越えたいという強い思いから」など、あなたの内面的な葛藤や動機を表現することで、熱意や本気度が伝わり、話に深みが増します。
失敗や挫折を経験し、そこから何を学んで次にどう活かしたかを話す方が、あなたの「自己理解度」と「成長意欲」を強くアピールできます。
失敗の経験を話す際は、「原因は私の計画性の甘さにあると反省し、次の機会では△△という手順を踏むようにしています」というように、自己分析と具体的な改善策までセットで話しましょう。
ガクチカの内容が素晴らしくても、話し方や姿勢に配慮がないと印象が悪くなってしまいます。以下の点に特に注意しましょう。
話の冒頭(結論)は最も重要です。自信を持って、聞き取りやすい声量でハキハキと話しましょう。
目線を泳がせず、適度に面接官の目を見て話すことで、誠実さと自信が伝わります。
面接官の深掘り質問に対し、意図から外れずに簡潔に答えるよう注意しましょう。
「仕方なくやった」「面倒だった」といったネガティブな表現は避け、ポジティブな言葉で乗り越えた姿勢を伝えましょう。
ガクチカを話し終えた後、面接官はあなたの回答が真実か、また仕事に活かせる能力があるかを判断するために、必ず深掘り質問をしてきます。回答を用意する際には、以下の質問への受け答えを練習しておきましょう。
「そもそも、なぜその活動に力を入れようと思ったのですか?」(活動の動機)
「その中で、あなたが果たした役割、またはあなただけの独自の行動は何ですか?」(主体性)
「活動の中で最も大変だったこと、挫折しそうになった瞬間は何ですか?」(困難の度合い)
「その課題に対して、具体的にいくつ、どのような改善策を実行しましたか?」(課題解決プロセス)
「その活動を通して、あなたが最も成長したと思う点はどこですか?」(学び)
「その経験で得た学びは、当社の仕事でどのように活かせますか?」(再現性)
「チームやメンバーと意見が対立した際、どのように対応しましたか?」(協調性・コミュニケーション)
「周囲の人間を巻き込むために、どのような工夫をしましたか?」(リーダーシップ)
「その経験における成功は、あなたにとってどのような意味がありますか?」(価値観)
「もう一度同じ活動をするとして、今度は何を変えますか?」(反省と成長意欲)
さて、ここまではガクチカの答え方について、論理構成から話し方までお話してきました。これらは形式的なものであり、皆さんの中には「結局どんな話をすれば面接官に良い反応をしてもらえるの?」と疑問に思っている方もいらっしゃることでしょう。
そこで本章では「すごい活動」でなくても、企業から高く評価されるエピソードに含まれる三要素についてお話しします。
単に「頑張った」という気持ちの話ではなく、「〇〇という目標を達成するためには、現状の△△という課題を解決する必要がある」という論理的なスタートラインが設定されていることが重要です。
企業は、物事の目的を理解し、現状と目標のギャップを埋めるための課題を特定する能力(課題設定能力)を見ているからです。目標が具体的であるほど、後の努力の方向性が明確になり、説得力が増します。
誰かからの指示やマニュアルに従うだけでなく、自分で考え、積極的に行動し、失敗から学び、改善したという一連のプロセスがあることが評価されます。特に、試行錯誤(PDCAサイクル)の過程では、困難に直面した際に立ち止まらずに解決策を探求する粘り強さや、論理的な思考力が示されます。
この主体的な行動こそが、入社後に自律的に仕事を進められる人材であることの証明になります。
活動の結果として得られた実績はもちろん大切ですが、それ以上に「その経験を通して、あなたがどんな汎用的な能力を身につけたか」を伝えることが重要です。
例えば、「計画性」「チームワーク」「粘り強さ」「コミュニケーション能力」など、職種を問わず仕事に活かせる能力として言語化し、入社後にどう貢献できるかを結びつけて語れることで、あなたの経験の価値は最大限に高まります。
上記の三観点を踏まえ、アルバイトやサークル活動でも、単なる「活動内容」ではなく、「その組織の課題解決にどう貢献したか」という視点で掘り下げてみましょう。
●サークル:集客不足やモチベーションの低下といった課題に対し、あなたがどのような戦略を立て、メンバーを巻き込み、結果的にどのような改善をもたらしたか。
●アルバイト:マニュアル通りに働くのではなく、売上向上やオペレーション改善といった店舗の課題に対し、社員の立場になってどのように提案・実行したか。
一見「すごい活動」でなくても、面接官にとって魅力的に思えるガクチカに近づくはずです。
それでも「自分にはまだ自信を持って語れるエピソードがない」と思われる方におすすめの選択肢が「長期インターン」です。企業の採用担当者は、よりビジネスに近い環境での経験を高く評価する傾向にあります。
長期インターンは、社員と同様の責任ある業務に取り組みます。この経験は、ガクチカを圧倒的に充実させるための特効薬となります。ビジネスの専門用語や論理的思考、PDCAサイクルを回す力が自然と身につくため、面接で自信を持って話せるようになります。
この記事では、面接で評価されるガクチカの定義、企業が求めるポイント、そして論理的な伝え方と話し方の注意点、さらには面接官の深掘り質問例まで解説しました。
重要なのは、経験の派手さではなく、「あなたがその経験を通して何を考え、どう行動し、何を学んだか」です。まずはこのフレームワークに沿って、あなたの大学生活を振り返ってみましょう。
しかし、「やはり話せるような具体的なビジネス経験がない」と感じたなら、今からでも遅くありません。ぜひ長期インターンに挑戦してみてください。
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