就職活動のES(エントリーシート)で、「あなたの苦手なことは何ですか?」という質問に手が止まってしまった大学生の方は多いのではないでしょうか。マイナスな印象を与えてしまうのではないか、そもそも苦手なことが思いつかない、と悩んでしまいますよね。
企業がこの質問をするのは、欠点を掘り起こして粗探しをしたいわけではありません。むしろ客観的に自分を観察できているか、またその改善に向けて行動できているかを感じ取って、前向きに評価しようとしています。
ですから、この質問の意図と、効果的な回答の構成を知れば、苦手なことすらあなたの「成長意欲」や「自己理解度」を示す強力なアピールポイントに変えることができます。
この記事では、ESで「苦手なこと」を伝える際の正しい考え方、具体的な4ステップの構成、そして採用担当者が読みたくなる例文を徹底解説いたします。ESで悩む時間を減らし、自信を持って選考に臨めるよう、ぜひ最後までお読みください!
▼目次
ESや面接で「苦手なこと」を聞く企業の意図は、単なるあなたを批判するためではありません。企業はこの問いを通じて、あなたの①自己理解度と②成長意欲の2点を見ています。
企業が「苦手なこと」の回答から知りたいのは、主に以下の2点です。
まず一つ目は自己理解度(客観性)です。自分の弱点を正確に把握し、それを客観的に認識できているかを見ています。これは、入社後に壁にぶつかった際に、適切に対処できる能力があるかの判断材料となります。
二つ目は成長意欲と改善力です。苦手な点を放置せず、どのように改善しようと試みているか、または克服したかのプロセスを重視しています。「成長のために努力を継続できる人材か」というポテンシャルを測っているのです。
つまり、「自分の弱みをしっかり認識できている」、そして「それを乗り越えようと努力している」というストーリーを伝えることが最も重要なのです。
採用担当者に「この学生は自己理解ができているな」「入社後も成長してくれそうだ」と納得させるためには、伝えるべき順番と内容が非常に重要です。
ここでは採用担当者に効果的に「苦手なこと」を通して、あなたの魅力を伝えるための構成を紹介します。
「苦手なこと」をアピールポイントに変えるには、次の4ステップで構成しましょう。
まず結論である「苦手なこと」を明確に述べます。例えば、「私は、タスクの優先順位付けが苦手です」といったように、端的に伝えましょう。これは自己理解度の高さを示すためです。
次に、苦手なことによる具体的な「問題点や失敗例」を提示します。過去のエピソードを交え、客観的な根拠を示すことが大切です。
例えば、「サークルと勉強を両立させていたが、優先順位付けを間違って課題を期限内に提出できなかった」などがこれにあたります。
そして最も重要なステップ3では、苦手なことを「改善するために行っている具体的な行動」を説明します。どんな具体的な努力や工夫をしているかを詳しく伝えることで、課題解決能力や努力できる姿勢を示します。
例えば、「スプレッドシートにタスクとその期限をまとめて、一括で管理しタスク漏れや優先順位付けの間違いがないようにしている」などが改善行動にあたります。
最後にステップ4として、改善後の「成果」と「入社後の貢献」につなげて締めくくります。この学びや改善プロセスが、入社後にどう活かされるかという意欲につなげて、あなたの成長意欲と入社意欲を示すことがゴールです。
ここでは、上記の4ステップ構成に基づいた、採用担当者が納得しやすい具体的な例文を3つご紹介します。
「自己分析はしているけれど、致命的な弱点しか思いつかない」「ESに書くことができるような苦手なことがない」と悩む方もいるかもしれません。そのような場合は、視点を変えて深掘りしてみましょう。
「苦手なこと」は、必ずしも性格的な弱点である必要はありません。「うまくできなかったこと」や「後悔していること」からも見つけることができます。
例えば、ゼミやアルバイトで何かを失敗してしまった際、失敗した原因は何だったのかを振り返りましょう。努力しても、なかなか成果が出なかった分野はどこか、人から注意・指摘されたことは何か、といった経験を深掘りします。
これらの経験を振り返り、「その原因は自分のどんな行動パターンや考え方にあるのか」を分析すると、「克服すべき苦手なこと」が見えてきます。
あなたの「苦手なこと」は、案外、周囲の人の方がよく把握しているケースがあります。「私の直した方がいいところって何だと思う?」と、家族や親しい友人、信頼できる先輩に率直に聞いてみましょう。自分では気づいていなかった意外な一面が見つかるかもしれません。
ただし、その意見を鵜呑みにするのではなく、自分自身でその指摘に納得し、改善策までセットで考えることが重要です。
自己理解を示すためには、避けるべき「苦手なこと」の例も知っておきましょう。これらを書いてしまうと、「採用する上で致命的だ」と判断されるリスクがあります。
業務の遂行に不可欠な能力の欠如や、社会人としての信頼を損なうような内容は絶対に避けましょう。例えば、「約束の時間を守れない」と書くと、社会人としての常識がないと判断されますし、「上司や先輩の指示に従えない」は、協調性や組織適応力がないと見なされます。
企業はあなたの成長意欲を見ています。ただ「苦手です」と述べるだけで、「改善するための努力をしていない」と見なされる回答はNGです。
例えば、「人見知りなので、初めて会う人と話すのが苦手です」という回答は、克服行動がないと判断されやすいです。また、「飽きっぽくて、一つのことを継続することが苦手です」は、コミットメントに問題があると見なされます。必ず、改善への意欲と具体的な行動をセットで伝えましょう。
個人的な趣味や、仕事で問われないようなスキルに関する苦手なことは、ESの回答としては不適切です。「早起きが苦手です」や「運動が苦手です」といった内容は、ESの限られたスペースで伝えるべきことではありません。仕事で活かせる経験と改善行動のセットで語れる苦手なことを選びましょう。
ESで「苦手なこと」について説得力を持たせるには、「改善するための具体的な行動と成果」を示すことが不可欠です。しかし、大学生活やアルバイトだけでは、なかなかビジネスの現場で通用するレベルの改善経験を積むのは難しいと感じるかもしれません。そこで私たちIntern Streetが推奨するのが長期インターンです。長期インターンは、ビジネスの現場でプロの社員と共に働くため、「苦手なこと」を克服するための環境として最適です。
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・実践と修正の繰り返し::
週数日から数ヶ月というスパンで、PDCAサイクルを高速で回します。例えば、「タスクの優先順位付けが苦手」なら、業務を回す中でその苦手なことの克服に実務として取り組めるのです。
・メンター・ロールモデルの存在:
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