エントリーシートの「強み」はこう書く!採用担当に刺さる書き方と例文を解説します

就活のエントリーシート(ES)で必ずといっていいほど聞かれる「あなたの強み」。しかし、どう書けば企業に伝わるのか悩む学生は少なくありません。

この記事では、採用担当者が本当に知りたい「再現性のある強み」とは何かを解説し、PREP法による書き方、ありがちなNG例、自分の強みを見つける方法、実際の事例まで具体的に紹介します。さらに、周囲と差がつく「ビジネスで通用する強み」を磨く方法として長期インターンの魅力も解説します。読むだけで、ESに書ける強みの形が明確になります。

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なぜ企業は「あなたの強み」を必ず聞くのか

企業がESや面接で「あなたの強み」を尋ねる理由はシンプルです。
それは、「その強みが入社後にも再現され、自社のビジネスに貢献できるか」を確かめるためです。

採用担当者が本当に知りたいのは、あなたの性格や過去の成功体験そのものではありません。
「その経験から、どんな行動特性が見えるか」「その強みをどう再現できるか」という「行動の再現性」を見ています。

たとえば、「チームをまとめる力がある」という学生がいたとします。
企業が評価するのは「まとめた」という事実・結果よりも、むしろ「意見の対立が起きたときに、どのように調整し、どんな結果を出したか」という過程の部分です。

つまり、「強み」は性格の良さなどではなく、「成果を出す行動の源泉」「もう一度自分の力を発揮してくれることの裏付け」として伝える必要があるのです。

採用担当者が聞きたい「強み」とは

繰り返しになりますが、ESで書く「強み」とは、単なる得意分野や性格を指すものではありません。
採用担当者が本当に知りたいのは、仕事で成果を出せる再現性のある行動特性です。

採用担当者が見ている3つのポイント

行動特性:どんな状況で、どのように考え、動ける人か
再現性:その行動が、別の環境でも発揮される可能性があるか
貢献性:その強みが、チームや組織にどのような影響を与えるか

この3点を満たす「強み」は、企業にとって入社後の活躍が想像できる学生として評価されます。

たとえば、次のように言い換えることで、伝わり方が大きく変わります。

[抽象的な強み]:コミュニケーション能力がある
→【採用担当者に刺さる言い換え】:異なる立場の人の意見を引き出し、合意形成できる

[抽象的な強み]:努力家である
→【採用担当者に刺さる言い換え】:困難な状況でも、目標達成まで粘り強く取り組める

[抽象的な強み]:リーダーシップがある
→【採用担当者に刺さる言い換え】:チームの課題を分析し、解決に向けて周囲を動かせる

このように「どう行動し、何を変えたか/何に作用したか」を具体的に示すことで、企業は成果を出す力をイメージできます。

自分の「強み」の見つけ方

「強みを書けと言われても、特別な経験がない…」
そう感じている人も多いでしょう。
しかし、強みとは特別な才能ではなく、日常の中で無意識に取っている行動パターンにこそ表れています。

ここでは、自分の強みを発見する3つの方法を紹介します。

強みの探し方1:過去の経験を「事実×感情×行動」で分解する

過去に「頑張ったこと」「夢中になったこと」「苦労したこと」をいくつか挙げてみましょう。
そのうえで、以下の観点で整理していくと、自分の行動特性が見えてきます。

事実:どんな出来事があったか
感情:どう感じたか、なぜ頑張ろうと思えたのか
行動:そのとき、自分で工夫して取った行動

この「感情」と「行動」の部分に、一貫して現れるパターンがあなたの強みです。
たとえば、「人のために工夫する」「数字を使って分析する」など、共通点を見つけましょう。

強みの探し方2:他人からのフィードバックを集める

自分のことは意外と客観的に見えないものです。ですので思いきって、友人、バイト先の先輩、サークルの仲間などに「私の強みって何だと思う?」と聞いてみましょう。

複数の人から共通して返ってくる言葉こそ、社会で通用するあなたの強みの証拠です。
他人の目線から見た評価は、ESで使う「客観的根拠」としても非常に有効です。

強みの探し方3:キャリアアドバイザーやメンターに相談して客観視する

就活支援サービスや大学のキャリアセンターでは、経験豊富なアドバイザーが面談を行っています。

自分の経験を話すうちに、「それって実は課題解決力ですね」「行動の再現性がありますね」といった形で、自分では気づけなかった強みの本質を言語化してもらえることもあります。

ちなみにIntern Streetや姉妹ブランドGoodfindでは、学生一人ひとりの経験を整理し、ESで伝わる「強み」へと落とし込む個別面談を実施しています。
プロの視点で整理することで、あなたの強みがより明確になります。

「強み」を面接官に刺さる構成で伝える3ステップ(PREP法)

では、どのようにすればあなたの「強み」を効果的に伝えられるのでしょうか。
実は、面接官が「この学生は入社後に活躍しそうだ」と感じる伝え方には、きちんと「型」があります。
それが「PREP法(プレップ法)」です。

PREP法とは、
・Point(結論)
・Reason(理由)
・Example(具体例)
・Point(再結論)

の順で話す方法で、ビジネスの現場でもよく使われるロジカルな構成です。

この型に沿ってESを書くだけで、強みが整理され、誰にでも伝わりやすくなります。
ここでは、実際に書き出せるように3つのステップで説明します。

ステップ1:結論(強み)を明確に述べる

まずは最初の一文で、「私の強みは〇〇です」とはっきり伝えましょう。
多くの学生が「〜な経験を通じて成長しました」と遠回しに書き始めてしまいますが、これでは何を伝えたいのかが分かりにくくなります。

ESでは数十秒で印象が決まるため、「最初に結論」を意識するだけで大きな差が生まれます。

書くときのポイント:
・一文目で必ず「私の強みは〜です」と断言する
・「〜な力」「〜な姿勢」など、抽象語ではなく具体的に表現する

例文:
「私の強みは、困難な状況でも目標達成に向けて粘り強く行動し続けられる点です。」

ステップ2:「強み」を裏付ける具体的なエピソード(根拠)を示す

次に、その強みが発揮された具体的なエピソードを示します。
ここで重要なのは、結果だけではなく行動の過程・その際の思考を描くことです。
単なる出来事の説明ではなく、「なぜそう行動したのか」「どう工夫したのか」を書くことで、あなたの強みの本質が伝わります。

構成のコツは「STAR法」を意識することです。
S(Situation:状況)→ T(Task:課題)→ A(Action:行動)→ R(Result:結果)という順で書くと、流れが整理され、説得力が増します。

たとえば、以下のように書き換えられます。

【NG例】
「レストランのアルバイトで業務改善を行い、客数を20%増加させました。」
(結果だけを並べており、あなたの工夫が伝わらない)

【OK例】
「レストランのアルバイトで、ピークタイムにミスが多発していたことを課題と感じました。
原因を分析すると、注文伝達の手順に曖昧さがあると分かり、業務フローを図式化して共有マニュアルを作成。
結果、ミス件数を半減させ、客数も20%増加しました。」

書くときのポイント:
・「課題」→「行動」→「結果」の順を意識する
・自分の意志や工夫が伝わる描写を入れる
・成果はできるだけ数字で表す

ステップ3:入社後にどう貢献できるか(再現性)で締めくくる

最後に、あなたの強みを「入社後の仕事でどう活かすか」に結びつけましょう。
ここがあるかないかで、採用担当者の印象は大きく変わります。

「この学生はうちの会社でどう活躍しそうか」を具体的にイメージさせることが目的です。

書くときのポイント:
・「この強みを活かして、〜に貢献したい」と未来志向で締める
・志望職種や企業の特徴に合わせて内容を調整する

例文:
「この粘り強さを活かし、貴社の営業職として一朝一夕では成果が出ないお客様の課題にも真摯に向き合い、長期的な信頼関係の構築に貢献したいと考えております。」

多くの大学生がぶつかる壁!ESで強みを伝える際の3つの注意点

せっかく見つけた「強み」も、伝え方を間違えると一気に印象が薄れてしまいます。

ここでは、特に多くの学生が陥りがちな3つのNGパターンと、改善のポイントを紹介します。

自分のESを見直しながら、同じ失敗をしていないか確認してみましょう。

NG例1:抽象的で、仕事への関連性が低そうにみえる強み

「明るい性格です」「真面目です」といった強みは、人柄を伝えるには悪くありません。
しかし、企業が知りたいのは“性格”ではなく、「仕事で成果を出すための行動特性」です。
「具体的にどう役立つのか」が見えない強みは、評価されづらくなります。

改善のポイント:
・「どう行動する人なのか」まで具体的に書く
・抽象語(コミュ力・協調性など)は、ビジネス行動に変換する


【NG例:抽象的な強み】
・コミュニケーション能力
・協調性がある

【OK例:具体的な強み】
・異なる立場の人とも合意形成ができる傾聴力・調整力
・チームの目標達成のために自ら役割を定義できる主体性

ポイントは、「行動+目的」で表現すること。
たとえば「誰とどんな場面でどう動いたか」まで具体化すると、仕事での再現性が伝わります。

NG例2:自己評価のみで終わる独りよがりな主張

「私は誰よりも努力しました」「私は成長意欲が高いです」といった表現は、主観的すぎる印象を与えます。
採用担当者は、あなたの“思い”ではなく「行動の過程と結果」を見ています。

改善のポイント:
・「どんな行動をとったのか」「結果どう変わったのか」をセットで書く
・結果はできるだけ数値で示す(%・件数・期間など)


【NG例】
「私は努力家です。常にベストを尽くしてきました。」

【OK例】
「アルバイトで新人教育を任された際、ミスが多い状況を改善するため、自主的にマニュアルを作成。
その結果、新人のミス件数を2ヶ月で50%削減しました。」

努力という言葉よりも、行動(過程)と成果で努力を語る方が、何倍も説得力を持ちます。

NG例3:求める人物像とのミスマッチ

どんなに優れた強みでも、企業の方向性と合っていなければ評価されにくくなります。
たとえば、ベンチャー企業に対して「ルーティンワークが得意」と書いてしまうと、
企業が求める「挑戦心」「行動力」といった資質とはずれてしまいます。

改善のポイント:
・応募先企業の求める人物像を事前に確認する
・企業理念や社員インタビューを読んで、またOB・OG訪問をして「求められる強み」を把握する
・そのうえで、自分の強みの表現を調整する


【NG例】
「私は決められた手順を正確にこなすことが得意です。」

【OK例】
「正確な業務遂行力を活かしながら、新しい仕組みの改善にも積極的に挑戦できます。」

つまり、「自分の強み」を企業に合わせて「翻訳する」ことが重要です。
強みそのものを変える必要はありませんが、企業にとってのメリットに置き換えて伝えるだけで、評価は格段に上がります。

ESで使える「強み」とアルバイト・サークルでの行動事例

これまでのパートで、ESにおける「強み」の書き方や見つけ方を解説してきました。
しかし、いざ自分で書こうとすると「どんな風にまとめればいいのか分からない…」と感じる人も多いはずです。

そこでここでは、アルバイトやサークル活動など、大学生活でよくある経験を「ビジネスで通用する強み」に変換した具体例を紹介します。
それぞれの事例を参考に、自分の経験を「課題 → 行動 → 成果」の流れで整理してみましょう。

事例1:「課題解決能力」──周囲を巻き込み改善した経験

強み:課題解決能力(現状を分析し、最適な打ち手を実行する力)

行動事例:
「私が所属していたテニスサークルでは、毎年新入生の定着率が50%程度と低いことが課題でした。
私はこの問題を放置せず、まず退会した先輩や同期にヒアリングを行い、『練習内容の単調さ』が原因だと分析しました。
そのうえで、サークルメンバーを説得して“初心者向けの交流企画”と“経験者向けの専門練習”を週替わりで導入。
結果として、定着率を70%にまで改善することができました。」

このように、課題を自分事として捉え、原因分析から打ち手の実行まで一貫して取り組んだ経験は、どの企業でも高く評価されます。
単なる「工夫した」ではなく、「どのように考えて実行したか」を意識して書くことがポイントです。

事例2:「粘り強さ」──地道な努力を継続した経験

強み:粘り強さ(困難な状況でも目標に向けて継続的に努力する力)

行動事例:
「ファミリーレストランのアルバイトで、新人教育係を任された際、指導後もミスが減らないという課題に直面しました。
私は原因を分析し、新人がつまずきやすいポイントを記録した『ミスパターン別マニュアル』を自主的に作成。
さらに、毎シフト開始前に10分間のショートレクチャーを実施する取り組みを2ヶ月続けました。
結果として、新人スタッフのミス件数は導入前の半分以下に減少しました。」

この事例のように、「時間をかけて結果を出した経験」は、単なる努力ではなく成果に向けて粘り強く改善を続ける力として伝わります。
長期的に課題へ取り組んだストーリーは、営業職や企画職など、継続的な成果が求められる職種で特に評価されやすいです。

事例3:「主体性・行動力」──自ら考え、動いた経験

強み:主体性・行動力(指示を待たず、自ら問題を見つけ、解決に向けて行動する力)

行動事例:
「アパレル販売のアルバイトで、来店数の伸び悩みを課題に感じていました。
私はSNSでの発信を強化すべきだと考え、社員に提案して許可を得たうえで、自分のスマートフォンを使いコーディネート動画を制作・投稿。
ターゲット層に響く内容を意識し、撮影・編集・投稿を試行錯誤しながら継続した結果、動画経由の来店数が前月比1.2倍に増加しました。」

このように、自分で課題を見つけ、周囲を巻き込みながら改善策を実行した経験は、どの業界でも再現性の高い「行動力」として伝えられます。

単に動いたことだけではなく、「なぜ動いたか」「何を変えたか」まで言語化すると、説得力が一気に高まります。

周囲とは一味違う、ビジネスマンに刺さる「強み」を得るなら長期インターン

ここまで紹介してきたように、ESで評価される「強み」は、性格ではなく行動で語れる力です。
しかし、実際のところ、多くの学生が似たようなエピソード──サークル運営・バイトリーダー・学園祭──を題材にしており、内容が重複しがちです。
その結果、「どの学生も同じような強みを語っている」と採用担当者に感じさせてしまうことも少なくありません。

では、どうすれば周囲と差をつけられるのか。
答えはシンプルです。「ビジネスの現場でしか得られない経験」を積むこと。
その代表的な手段が「長期インターン」です。

長期インターンで得られる「ビジネスパーソンに刺さる強み」とは?

長期インターンでは、アルバイトのように「決められた作業をこなす」のではなく、社員と同じ目線で事業の目標達成に向き合います。

その中で次のような「社会で通用する強み」が自然と身につきます。

・数字をもとに課題を発見し、改善策を考える「ビジネス的な思考力」
・上司・同僚・顧客と信頼関係を築く「対人コミュニケーション力」
・成果が出るまでやり切る「責任感・粘り強さ」
・組織の中で役割を自ら定義し、動かす「主体性・リーダーシップ」


これらの力は、単なる性格特性ではなく「成果を出すための行動」として語れるため、ESや面接での説得力が一段と増します。

社会人が共感する「ビジネス的再現性のある強み」をつくる

企業が評価するのは、「学生時代に何をやったか」よりも「その経験が入社後に再現できるか」です。

長期インターンでビジネスの仕組みを理解し、数字と成果を意識して働く経験を積むことで、あなたの強みは「学生の努力」ではなく、「社会人として通用する能力」として伝えられるようになります。

実際にIntern Streetの長期インターン経験者の多くは、ESや面接で「数字で成果を語れる」「実務レベルの課題解決を経験している」と評価され、難関企業や外資系・メガベンチャーへの内定を獲得しています。


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