「インターンのエントリーシートって、どう書けばいいの?」
就活を始めたばかりの学生が最初に悩むのがこのポイントです。
AI時代の今、企業が求めているのは“文章のうまさ”ではなく、“考え方の深さ”と“誠実さ”。夏インターンでは主体性・行動力・継続力、冬インターンでは価値観の一致が評価されます。
数字で語る力も重要ですが、それは自然に導かれる結果であることが大切。
この記事では、AI時代に通用するESの書き方と、数字で語れる経験を積む方法を詳しく解説します。
▼目次
インターン選考で最初に求められる「エントリーシート(ES)」は、企業が「この学生と実際に会って話してみたいか」を判断するための最初の書類です。
自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などを通して、あなたの考え方や人柄を伝える役割を持っています。
見た目の文章力や表現のうまさよりも、自分の考えを筋道立てて伝えられるかどうかが重視されます。形式的にきれいに整っているよりも、内面の思考や価値観が感じられる文章のほうが、読み手に強く印象を残します。
夏インターンは、企業が「優秀な学生と広く出会う」ことを目的に開催されることが多い時期です。
この段階では、学生の「能力」や「ポテンシャル」を見極める傾向があります。
特に評価されやすいのは、以下の3点です。
・主体性:自ら課題を見つけ、行動に移せる力
・行動力:考えるだけでなく、実際にやり切る力
・継続力:結果が出るまで粘り強く努力できる力
つまり、夏インターンでは「自分で考え、動き、やり切った経験」を語ることが求められます。
結果の良し悪しではなく、どんな工夫や試行錯誤をしたかが伝わるエピソードが最も響きます。
一方、冬インターンは「自社の価値観と合う人を見極める」時期です。
夏で幅広く学生と出会ったあと、冬では実際に入社後の姿を想定して“相性”を見られます。
このとき企業が見ているのは、
・どれだけ企業の考え方に共感しているか
・自分の価値観と企業文化がどれだけ近いか
です。
したがって、冬インターンのESでは、共感や価値観の一致を、具体的な経験とともに語ることが大切です。
「なぜこの会社に惹かれたのか」「自分の考え方とどこが重なるのか」を、実際の出来事と結びつけて説明できるようにしましょう。
企業が見たいのは、「成功体験」よりも「考え抜いたプロセス」です。
結果よりも、なぜそう考えたのか、どんな工夫をしたのかが書かれていると、読み手にあなたの“思考の深さ”が伝わります。
書くときは次の4ステップで整理するのがおすすめです。
・Before:課題やきっかけ
・Challenge:自分がとった行動・工夫
・After:結果や周囲の反応
・Learn:そこから得た学び・次への活かし方
この流れを意識すると、内容に一貫性が生まれ、読みやすいESになります。
生成AIが普及した今、「整った文章」は誰でも書ける時代になりました。だからこそ企業は、「この文章はその人にしか書けないか?」という点を重視しています。
AIを使うときは、最初からきれいにまとめようとしないことがポイントです。
まずは自分の頭の中にある考えを、ぐちゃぐちゃでもいいので全部書き出しましょう。そこからAIに整理を手伝わせる方が、“あなたの言葉”を残したままブラッシュアップできます。
形式よりも中身の深さと誠実さが、AI時代のESで差をつける最大の武器です。
エントリーシートは、面接でも参照される書類です。
そのため、脚色や誇張はすぐに見抜かれます。特に「期待させておいて、話すと中身が薄い」というギャップは、最も印象を悪くします。
正直なところ、大学生の経験は多くの人が似ています。
違いを生むのは、何を考え、どう動いたかという「中身」の部分です。
飾るよりも、自分がどんな思考で動いたのかを誠実に伝える方が、ずっと印象に残ります。
「エントリーシートでは数字を使って語れ」と言われることがあります。
Intern Streetもこの考え方には賛同しています。ビジネスの現場では、結果を定量的に説明する力が信頼につながるからです。
ただし、むやみに数字を入れれば良いというものではありません。
大切なのは、数字が「目的」ではなく「結果」であるという意識です。
自分の経験や考えを掘り下げていけば、数字は自然とあとから浮かび上がってきます。
たとえば、以下のような日常的な挑戦や継続の中に数字は潜んでいます。
●一つのことを継続して取り組んだ場合
→「週3回、1年間継続してボランティア活動に参加し、延べ150時間活動した」「自分のやりたいことのために、夏休みに月100時間アルバイトをして13万円貯めた」
数字を添えることで、継続力や粘り強さの「重み」、自分が積んでいるエンジンの大きさが具体的に伝わります。
●効率を上げるためにやり方を工夫した場合
→「勉強時間の管理方法を見直し、1日5時間かかっていた課題を3時間で終えられるようになった」「朝7時起きを3週間続けて習慣化してみた」
成果を数字で示すことで、“改善力”や“思考の工夫”が見えるようになります。
●とにかくたくさん挑戦してみた場合
→「1か月の間に10人以上の社会人に話を聞いた」「夏休みの2週間で5都市を巡ってみた」
行動量を数字で表すことで、“好奇心”や“行動力”が一目で伝わります。
特に「数をこなした経験」は、行動の幅と成長意欲を示すわかりやすい証拠になります。
このように、数字は「ビジネス経験がある人だけが使えるもの」ではありません。
あなたがどれだけ考え、動き、継続してきたかを可視化するための共通言語なのです。
ただし、数字を先に作ろうとすると不自然になります。
あくまで自分の行動や工夫を突き詰めた結果として、数字があとから出てくるのが理想です。
「数字は結果であって目的ではない」――この視点を持つだけで、エントリーシートの説得力は一段と増します。
①問いの意図を理解する
「なぜこの質問をするのか?」を考えることで、的外れな回答を防げます。
②最初の1行で印象を掴む
最初の一文で結論を明快に。採用担当者は一枚あたり数十秒しか読まないこともあります。
③短文でテンポよく書く
一文は40字前後を目安に。ダラダラ書かないことで、頭の良さと読みやすさが伝わります。
④第三者に読んでもらう
面接官や社会人の視点で読んでもらうと、論理の飛躍や曖昧さに気づけます。
数字で語りやすい経験を、先に積んでおくという考え方もあります。
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さらに、実際のビジネス現場での試行錯誤を通して、
・論理的に考える力
・行動を結果につなげる力
・責任を持ってやり切る力
を総合的に磨くことができます。
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