ES(エントリーシート)を準備する際、写真についてこんな風に悩んでいませんか?
「証明写真ってどこで撮ればいいんだろう?」
「最近よく聞く『自己PR写真』って何?」
「そもそも、写真ってそんなに重要?」
就活で使う写真には、大きく分けて「証明写真」と「自己PR写真」の2種類があります。ESでは証明写真が一般的ですが、最近では自己PR写真の提出を求める企業も増えています。それぞれの役割とポイントを理解し、適切に使い分けることが、選考を有利に進めるための鍵となります。
この記事では、採用担当者の心をつかむ写真の選び方・撮り方を、証明写真と自己PR写真に分けて徹底解説します。
▼目次
まず結論からお伝えすると、証明写真で大切なのは「清潔感」と「TPO(時と場所、場合に応じた行動)」です。一方、自己PR写真で重要なのは「個性」と「熱意」を伝えることです。
証明写真が「この人は社会人としてふさわしいか」を見るためのものだとすれば、自己PR写真は「この人はどんな人なのか、どんなことに熱中しているのか」を知るためのものです。
この目的の違いを理解したうえで、それぞれの写真について詳しく見ていきましょう。
ESに貼る証明写真は、採用担当者が最初にあなたの顔を確認する、いわば「顔写真付きの身分証明書」のような役割を果たします。
そのため、基本に忠実な写真であることが求められます。
服装は、あなたの真剣さを伝えるための重要な要素です。基本的には、黒や紺のリクルートスーツを着用しましょう。スーツがシワだらけだったり、サイズが合っていなかったりすると、だらしなく見えてしまいます。
男性:無地の白シャツを着用し、ネクタイは派手すぎない色(青や赤など)を選びましょう。
女性:白や淡い色のブラウスを着用し、ジャケットの襟元は整えておきましょう。
清潔感のある髪型は、顔の印象を明るくします。男女ともに、前髪は目にかからないようにし、おでこや眉毛を出すようにすると、表情がはっきり見えます。
男性:耳を出すようにサイドをすっきりさせ、ワックスなどでまとめるのがおすすめです。
女性:ロングヘアの場合は後ろで一つにまとめ、ショートヘアの場合は耳にかけるなど、顔周りをすっきりさせましょう。
口角を少しだけ上げて、自然な笑顔を意識しましょう。無理に笑う必要はありませんが、真顔だと暗い印象を与えてしまいます。鏡の前で練習して、あなたらしい柔らかな表情を見つけてみましょう。
証明写真の撮影方法には、大きく分けて「写真館」「スピード写真」「自宅」の3つがあります。
①写真館
メリット:プロが撮影するため、品質が高い。服装や表情のアドバイスももらえる。
デメリット:料金が高め。予約が必要な場合がある。
②スピード写真(駅前の撮影機など)
メリット:撮影時間が短く、安価。好きなタイミングで撮影できる。
デメリット:品質にばらつきがある。修正ができないことが多い。
③自宅
メリット:費用が抑えられる。納得いくまで何度も撮り直しができる。
デメリット:背景や照明の準備が必要。撮影技術や画質の差が出やすい。
費用はかかりますが、納得のいく写真を撮るなら写真館がおすすめです。多少お金がかかりますが、ケチって証明写真で落とされては元も子もありません。
なおやむを得ず自宅で撮影する場合は、白い壁を背景にし、自然光を活用するなど工夫が必要です。カメラ(スマホ)を固定し、水平を維持して撮影してください。
ニキビや肌荒れなどの補正は、自然な範囲であれば問題ありません。しかし、目を大きくしたり、輪郭を細くしたりするような過度な加工はNGです。
面接で実際に会ったときに、写真と印象が違いすぎるとマイナス評価につながる可能性があります。
自己PR写真の提出を求める企業が増えているのは、ESの文章だけでは伝わらないあなたの個性や熱意を知るためです。文字情報では伝えにくい「人柄」や「熱意」を、ビジュアルで表現する絶好のチャンスだと捉えましょう。
自己PR写真の目的は、「あなたが何を成し遂げ、何に情熱を注いでいるか」を一目で伝えることです。そのため、ESの自己PR文やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と一貫性のある写真を選ぶことが重要です。
たとえば、次のような写真が効果的です。
サークル・部活動の写真:チームで優勝を喜んでいる写真や、真剣に練習に打ち込んでいる姿は、協調性や目標達成意欲をアピールできます。
趣味や特技が分かる写真:描いた絵を前にした写真や、楽器を演奏している姿など、あなたの個性を印象づけることができます。
ボランティアや長期インターン中の写真:社会貢献への関心や、他者と協力して何かを成し遂げた経験をアピールできます。
長期インターンの活動風景:真剣に仕事に向き合った経験や成果をアピールできます。
これらの写真は、ESの文章に説得力を与え、採用担当者の「会ってみたい」という気持ちを引き出す強力なツールになります。
一方で、以下のような写真は自己PRにはふさわしくありません。
不適切な背景の写真:プライベートな空間(散らかった部屋など)や、清潔感のない場所で撮られた写真。
過度に加工された写真:証明写真と同様に、過度な美肌加工や別人に見えるような加工はNGです。
テーマが不明瞭な写真:ただ友達と遊んでいるだけの写真や、何をしているか分からない写真も避けましょう。面接官がそこから何を読み取ればいいのかわかりません。他方で、海外が好き、エンタメが好きということを主張するために遊んでいる写真を提出するのはOKです!
ESの写真は、証明写真と自己PR写真の2つの側面から、あなたの魅力を伝える重要なツールです。この2つを戦略的に使い分けることが、選考を成功させるための重要なステップです。
そして、証明写真の写りを良くすることももちろん大切ですが、選考官が本当に知りたいのは、「あなたがどんな経験をしてきたか」「どんな価値観を持っているか」です。いくら写真写りが良くても、ESや面接で語れる魅力的な経験がなければ、選考を突破することは難しいでしょう。
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長期インターンとは、「有給で長期間(約6ヵ月以上)、実際のビジネスの現場で就業すること」を指します。
大学生でありながら企業に所属し、正社員と同じような業務を任される点が特徴です
多くの企業では、以下のような条件で募集されています。
・週3日以上・週20時間程度の勤務
・最低3〜6ヶ月以上の継続
・業務内容は実際の社員と同じ
ただのおしごと体験ではなく、企業の一員として働きながら成果を出すのが長期インターンです。
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・伝える力:上司やチームメンバーへの報告・提案を繰り返す中で、PREP法的な話法が自然に身につく
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これらは、まさに短期インターンや就活選考で評価される能力そのものです。
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そのためガクチカで評価されるポイントをおのずと抑えたガクチカになりますし、企業の採用担当者にとってもイメージしやすいものとなります。
詳しくはこちらの記事もご覧ください!
長期インターンはガクチカに使えるのか?難関企業内定を目指す戦略
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