「就職活動をそろそろ考え始めたいけど、ES(エントリーシート)と履歴書って何が違うんだろう?」
「どこから手をつけたらいいのかわからない…」
このように感じている方は多いのではないでしょうか。
ESと履歴書は、就職活動において企業に提出する「あなたの情報」ですが、その目的や役割は明確に異なります。この違いを理解しないまま準備を進めると、選考でアピールすべきポイントがズレてしまいかねません。
この記事では、ESと履歴書の違いを基礎からわかりやすく解説します。さらに、採用担当者が「会いたい!」と感じるための効果的な書き方のコツを具体的にご紹介します。
▼目次
ESと履歴書は、どちらも書類選考に使われますが、企業が知りたい情報、つまり目的が根本的に違います。まずはこの3つの違いをしっかりと押さえましょう。
ESと履歴書では主な目的が全く異なるため、重視すべきポイントも異なります。簡単に言えば、ESは、皆さんの「過去の経験」を通じて、入社への熱意や企業とのマッチ度を判断するためのものです。一方、履歴書は、氏名、連絡先、学歴といった公式な基本情報を確認するための公的な書類としての側面が強くなります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
【ES】
ESの主な目的は「人柄・価値観・意欲など、個人の資質や能力を深く知る」ことです。
つまり「あなたはどういう人間か?あなたらしさとは何か」を見ているのです。
よって重視される点は「経験から何を学び、入社後にどう貢献できるかのストーリーがしっかり組み立てられているか」ということになります。ここに整合性が取れていないと、落選する可能性が高まります。
【履歴書】
一方で履歴書の主な目的は「学歴・職歴・連絡先などの事実情報を網羅的に確認する」です。
つまり、「あなたらしさ」を見ているESとは違い、あなたの基本情報を確認することが主な目的となります。
ですので重視される点は「基本情報に偽りがないか、企業が求める最低限のスペックを満たしているか」ということになります。
ESと履歴書ではフォーマットも異なります。
【ES】
企業が独自に作成します。そのため、企業によって質問項目や文字数が大きく異なります。「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」「自己PR」「志望動機」などの定番質問に加え、「当社で成し遂げたいこと」など、企業ごとに特有の質問が出されます。
【履歴書】
多くの場合、JIS規格や各転職サイトが提供する定型フォーマットを使用します。項目はほとんど固定されており、大学名や卒業年月日などを正確に記載することが求められます。
ESと履歴書では用途が異なると述べましたが、それに関連して、提出する時期も異なります。
【ES】
主に選考の初期段階で提出が求められます。書類選考の通過・不通過を分ける最も重要な資料です。
【履歴書】
選考の初期にESと一緒に提出を求められることもありますが、内定後の正式な雇用契約のために、あるいは面接時の基本情報確認のためにも使われます。
履歴書は「形式美」が大切です。正確、丁寧、かつマナーを守って作成しましょう。
●日付:提出日または持参する日付を記載します。
●学歴:高校入学・卒業、大学入学・卒業(見込)、(あれば)大学院進学・修了(見込み)を記載します。入学・卒業年を間違えないよう注意しましょう。
●職歴:長期インターンをやっている場合には、学歴とあわせて職歴として書くこともできます。(アルバイトは基本的に書きません。)なおその場合には、時系列に沿って記載してください。
●写真:3カ月以内に撮影した、清潔感のあるものを添付してください。スピード写真よりも、写真館でプロに撮ってもらうことをおすすめします。
●氏名・連絡先:ふりがなや連絡先の電話番号、メールアドレスを正確に記載します。
履歴書の志望動機欄はスペースが限られているため、ESよりも簡潔に、「なぜその会社で働きたいのか」の結論を力強くまとめましょう。
企業によって履歴書の志望動機欄を使う、使わないは分かれますが、使う場合には面接時に参照しながら質問を広げることが多いです。そのため「ぜひとも拾ってほしい話」を1つに絞って記載すると良いでしょう。
なおその際には、ESと内容が矛盾しないように一貫性を持たせることも重要です。
多くの場合、企業から履歴書の提出について指示がありますので、その指示に従ってください。
一方で、面接までに履歴書の提出について何の指示もない場合には、初回の面接(対面)までに作成し、当日印刷して持参してください。そして初回面接時に「履歴書を持ってきたのですが、提出の必要はありますか?」と質問し、必要ありと言われればその場で提出してください。
初回面接がオンラインの場合は、面接前にメールにて提出の必要を質問して、必要ありと言われればPDFで送付してください。
長期インターンとは、「有給で長期間(約6ヵ月以上)、実際のビジネスの現場で就業すること」を指します。
大学生でありながら企業に所属し、正社員と同じような業務を任される点が特徴です
多くの企業では、以下のような条件で募集されています。
・週3日以上・週20時間程度の勤務
・最低3〜6ヶ月以上の継続
・業務内容は実際の社員と同じ
ただのおしごと体験ではなく、企業の一員として働きながら成果を出すのが長期インターンです。
長期インターンでは、数か月〜1年以上にわたって実務に関わることで、短期インターン選考や本選考に直結するスキルが身につきます。
・論理的に考える力:市場分析や施策立案を通じて、数字やデータを根拠に思考できる
・伝える力:上司やチームメンバーへの報告・提案を繰り返す中で、PREP法的な話法が自然に身につく
・協働力:実務の中で役割分担・合意形成を経験するため、グループワーク選考で強みになる
これらは、まさに短期インターンや就活選考で評価される能力そのものです。
長期インターンはしっかり選ばないと狙った成果が得られません。
長期インターンを募集する企業は年々増加しています。その中から「自分に本当に合う企業」を自力で見つけるのは、実はとても難しいものです。
「気になる企業はあるけど、実際どんな働き方なのか分からない…」
「長期で続けられるか不安だけど、挑戦はしてみたい…」
「せっかくやるなら、就活にもつながる経験がしたい…」
そんな方にこそ活用していただきたいのが、Intern Streetの無料面談です。
【Intern Streetの面談でできること】
・目的や希望条件を丁寧にヒアリングし、自分に合う長期インターン先の提案
・志望動機の言語化や選考に進む企業ごとのチューニング
・これまでの経験に応じてレベルを合わせた長期インターン先の紹介
・過去の長期インターン生の経験や工夫の共有
・通常必要なESの代理執筆と選考フォローアップ
・長期インターン選考がうまく行かない際のサポート
自分に合うインターン先を見つけるには、正確な情報と第三者の視点が必要です。迷ったとき、不安なときこそ、私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか?
「長期インターンって実際どんな感じなの?」
そんな方のために、会員登録不要・最短即日で参加できる「15分面談」を実施しています。
この面談では、例えばこんな疑問にお答えします。
・長期インターンでは、どんな働き方をするのか?
・どんな企業がインターンを募集しているのか?
・インターンに参加するための時間の作り方は?
気になることを気軽に相談できる機会です。初めての方も、まずは情報収集から始めてみませんか?
自分に合った長期インターンを探す前に、まずは自分の適性を知ることから始めましょう!就活をまだ始めていない方も、すでに選考を受けている方も、キャリアの軸を見つける最初の一歩として、この診断を活用してください。
①強みの言語化をしてくれる
自己分析だけでは見つけられなかった、あなたの核となる能力をレポートで明確に提示します。
②適職を提示してくれる
「営業」「企画」「エンジニア」といった職種選びだけでなく、
その職種の中でも「どんな役割で」「どんな環境で」最も力を発揮できるかまで具体的に分かります。
③キャリア選択の羅針盤になる
「なんとなく」ではなく、自分の軸を持って長期インターンや就職活動に進むための、最初のヒントが得られます。