【最新の経験談付】コンサルのインターンを徹底解説:インターンの実施時期、選考プロセス、選考突破の秘訣をご紹介します

コンサルティングファームと聞くと、就活のなかでも特に人気が高い業界で、難易度も高いイメージがあるかもしれません。実際、コンサル業界は非常に競争率が高く、対策なしではインターンへの合格すら難しいのが現実です。

そこで本記事では、
「コンサルのインターンに合格するには何から始めればいいの?」
「コンサルインターンではどんな選考があるの?」 といった疑問を解決するために、コンサルインターンの概要、選考を突破するための具体的な対策を徹底的に解説していきます。

プロフィール

Intern Streetインターン生(東京大学・文系大学3年生)
2025年夏に日系・外資系のコンサルティングファームのインターンに複数参加した経験あり

コンサルティングファームの短期インターンの概要

開催時期と期間

コンサルの短期インターンは、その名の通り1日〜1週間程度の期間で開催されるものが主流です。

特に3日間にわたるものが多く、グループワークでの主体性や論理性が評価され、その後の選考優遇に関わってきます。

主な開催時期は、大学3年生・修士1年生の夏(8月〜9月)と冬(12月〜2月)に集中しています。最近では就活の早期化を受けて、大学3年生・修士1年生の春(3月~4月)に開催する会社も存在しています。

コンサルティングファームの選考におけるインターンの位置づけ

コンサルティングファームが実施する短期インターンは、単なる会社説明会やWebセミナーとは全く違い、選考要素を含みます。事実上、ほとんどをインターン経由で採用するファームもあるため、インターンに参加することが内定獲得の必須条件になってきます。

【インターンの実施目的】

一般に就活のインターンは、優秀な学生と早期に接点を持ち、自社のカルチャーや仕事の面白さを知ってもらうことを目的としています。

コンサルティングファームの場合、そこから優秀層を見極め、優先的に本選考のルートに載せます。早いところでは秋ごろには採用を終えてしまうこともあります。

【学生側のメリット】

短期インターンに参加する学生は、以下の3つの大きなメリットを得ることができます。

①業界・企業理解を深められる: 実際の業務を疑似体験することで、コンサルタントの働き方や思考プロセスを肌で感じることができます。これは、企業研究だけでは得られない貴重な経験です。

②就活でのスキルアップ: 質の高いグループワークや社員からのフィードバックを通して、論理的思考力や課題解決能力が鍛えられます。これは、コンサル業界だけでなく、あらゆる業界の選考で通用する汎用性の高いスキルです。

③本選考への優遇措置: インターンで高い評価を得れば、本選考の一部(ESや一次面接など)が免除されるなど、有利な形で就職活動を進めることができます。

インターンのジョブの内容

コンサル業界では、グループワーク形式の短期インターンを「ジョブ」と呼ぶことがあります。

これは、本選考の一部として、学生の能力やチームでの振る舞いを総合的に評価する場です。
ジョブで何をするかは企業によって異なりますが、主に以下の3つの要素で構成されています。

●ケーススタディ・グループワーク:
ジョブのメインとなるのが、数人のチームで企業の課題解決に取り組むケーススタディです。実際の企業が抱えているような課題に対し、チームで議論を重ね、最終的に社員に向けてプレゼンテーションを行います。ここでは、論理的思考力、課題解決能力、そしてチームでの協調性が試されます。

社員からのフィードバック:
プレゼン後には、現役のコンサルタントから厳しいフィードバックをもらえます。これは、学生の視点では気づけない思考の甘さや改善点を学ぶ貴重な機会です。フィードバックを素直に受け入れ、次の議論に活かせるかどうかも評価の対象になります。

個人面談:
ジョブの期間中、担当の社員と1対1で話す個人面談が設けられることもあります。これまでの経験や将来のビジョンについて深く掘り下げられ、あなたの人間性やコンサルタントとしての適性が測られます。

短期インターンの選考フローと突破のコツ

コンサル短期インターンの選考は、本選考とほぼ同じフローで行われることがほとんどです。高い倍率を突破するためには、それぞれのステップで求められるポイントを正確に理解し、対策を講じる必要があります。

選考フロー
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. グループディスカッション(GD)
4. 個人面接
5. ケース面接・フェルミ推定

ここでは、各選考を突破するための鉄板の対策方法と、実際に選考を通過した筆者が意識していたことをご紹介します。

【ES対策】論理的に簡潔にまとめる

ESは、あなたの第一印象を決める重要なステップです。論理的で簡潔な文章を心がけましょう。

【ESを書く際に抑えるべきポイント】

・設問の意図を正確に理解し、結論から先に書き始めましょう。
・具体的なエピソードを盛り込み、「なぜその行動をしたか」を論理的に説明することが大切です。
筆者が意識していたこと
・「なぜその会社でコンサルをやりたいのか」を明確に書くことを意識していました。コンサル会社の業務は似ていても、社風や得意な分野はそれぞれ違います。その会社ならではの特徴と、自分の価値観がどう共鳴するかを伝えましょう。

【Webテスト対策】とにかく場数を踏む

Webテストは、基本的な能力を測るために多くの企業で使われています。

【Webテストのポイント】

・とにかく場数を踏むことが重要です。多くの企業で使われる形式(玉手箱、SPIなど)を把握し、繰り返し問題集を解きましょう。
・特にコンサル業界ではTG-WEBが使われることが多く、問題数が少ないため1問の間違いが命取りになることがあります。早めの対策で周りと差をつけましょう。

【筆者が意識していたこと】

Webテストは「慣れ」が一番の鍵です。慣れればなれるほど同じ問題に遭遇する確率は高くなりますし、時間が足らなくなることも少なくなります。志望度が高い企業を最初から受けるのではなく、何社か練習として受けておくことをおすすめします。

【GD対策】役割を決めず、議論に貢献する

GDでは、個人の能力だけでなく、チームでの貢献度も評価されます。

【GDを突破するためのポイント】

・リーダーや書記といった役割に固執する必要はありません。他者の意見を引き出したり、議論を整理したり、新しい視点を提示したりするなど、議論全体に貢献することを意識しましょう。

【筆者が意識していたこと】

どれだけ良い意見を持っていても、発言しなければ面接官には伝わりません。役割にこだわらず、全体の3割以上は発言できるよう心がけましょう。

【面接対策】なぜコンサル?なぜその会社?を言語化する

コンサルティングファームの面接は15分~30分という比較的短い時間で志望動機を問われます。

【面接時に意識すべきポイント】

・「なぜコンサル業界なのか」「なぜその会社なのか」を明確に言語化できるよう準備しましょう。
・「ガクチカ」は「何を考え、どう行動したか」を具体的に説明できるように整理しておきましょう。

【筆者が意識していたこと】

コンサル業務は華やかなイメージがありますが、実際は地道な資料作成なども多い仕事です。憧れだけでなく、細かい業務にも耐えられる適性があることを語ることも重要です。

【面接対策】ケース面接・フェルミ推定の攻略法

コンサルインターンの選考で特徴的なのが、ケース面接とフェルミ推定です。これらは、あなたの論理的思考力や課題解決能力を測るために行われます。

事実上、コンサルのインターン選考の最も大事なステップです。

●ケース面接: 「〇〇社の売上を向上させるには?」といった、企業の課題に対する解決策を面接官と一緒に考える形式です。
●フェルミ推定: 「日本に電柱は何本あるか?」といった、一見答えの出ないような問いに対し、論理的な仮説を立てて概算していく形式です。

【ケース面接・フェルミ推定突破のポイント】

・フレームワークを学ぶ: ケース面接では「MECE」や「ロジックツリー」といった基本的なフレームワークを習得しましょう。
・実践を重ねる:友人やキャリア相談サービスを活用し、何度も練習を重ねることが重要です。

【筆者が意識していたこと】

ケース面接・フェルミ推定においては「幹をしっかり作る」ことを意識していました。多くは制限時間が5分ほどと短時間で考えなければならないことがほとんどです。限られた時間の中で、最初から細かい部分を考えるのではなく、大枠となるロジックを固めることを優先しましょう。

なおフェルミ推定も時間が足りなくなることがほとんどです。練習する際は制限時間を設けて解くのがおすすめです。また、大きな数字の計算(例:1,000×100,000は1億)は素早くできるように覚えておくと良いでしょう。

コンサル就活には事業経営のフレームワークに関する知識が必要

ここまで見てきたように、コンサルティングファームのインターンおよびその選考過程ではビジネスに関する思考力が評価されます。

選考のケース面接・フェルミ推定そして本番のジョブでは、ほとんどの場合、事業の経営戦略を考える際と類似した頭の使い方を求められます。

この頭の使い方を図式化すると
・最終的な目標となる値を設定する
・その目標達成に必要な要素を洗い出す
・市場調査や推計を経て、その細かい要素に具体的な数値を当てる
といったような感じです。

こうした頭の使い方をするには、一定の訓練が必要です。考え方の「型」を身につけて、随時アナロジーで応用させていく形で考えていくといったかたちです。

長期インターンを通じて、1つ経験に裏打ちされたフレームワークを学べ

経営戦略を考える「型」を身に着けるには、小さくてもいいので1つ自分で戦略を立案してみることがおすすめです。
机上の空論ではなく、実務で戦略を立てることで、よりリアルな頭の使い方を経験できます。

そのためには長期インターンという手段が効果的です。

長期インターンとは、社員の一員として実際のプロジェクトに参加し、実務を通してスキルを習得することを目的とした、数ヶ月〜1年以上のインターンシップです。実際に社員同様の責任で業務に従事することで、仕事に使える論理的思考力や思考法が自然と身につきます。

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