長期インターン選考で問われる「自己PR」と「志望動機」の作り方

「自己PR」
「志望動機」

長期インターンの選考に初めて臨む人にとって、この2つの用語は聞き慣れないものかも知れません。

本記事では、長期インターンの選考で必ず問われる自己PR・志望動機について「知っているだけで合否に直結する重要なポイント」を解説していきます。

本記事をきっかけに、是非長期インターンの内定を掴み取りましょう。

※長期インターンの具体的な選考フローについては以下の記事で解説しています。

関連記事>長期インターンの選考で落選しないために、長期インターンの選考対策を解説!

企業が選考において「自己PR」「志望動機」を聞く理由

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そもそも、なぜ長期インターンの選考において、必ずといっていいほど「自己PR」や「志望動機」が問われるのでしょうか?

この機会に是非、是非一度選考官の立場に立って、考えてみてください。

答えはズバリ、長期インターンを実施する企業が、「応募してくる学生の皆さんが、長期インターンにきてほしい人物像と合致するか判断するため」です。

この「長期インターンにきてほしい人物像」というのは、職種や企業によって異なります。

当然その企業の事業内容やビジョンによって求めらる人物像は異なってきますし、職種においても例えば下記のような違いがあります。

・営業で求められる人物像
顧客のニーズを満たすために積極的に情報を収集し、最適な提案ができる「行動力」や「コミュニケーション力」を備えた人材

・マーケティングで求められる人物像
「誰に」対して、「どんな価値を」「どのように」提供するのか調査・分析し、仮説を立てて施策に移せる「アイディア力」や「分析力」を備えた人材

あなたが応募した・あるいはこれから応募して選考に臨む企業は、長期で一緒に働く人材として、どのような人物像を求めているでしょうか。

まずは最初のステップとして、企業のHPを調べるなどして、基本的な情報や、求める人物像を把握してみましょう。

「自己PR」を作る際に意識すべきこと

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ここからは、よくある実際の選考中で問われる質問をもとに、「自己PR」をどのように作っていけば良いか解説をしていきます。

【自己PRのポイント】ストーリーに沿った自分の強みを伝える


「自己PR」を作る際、最も大事なことは、ストーリーに沿った自分の強みを明確に伝えることです。

皆さんは、以下の自己PRを読んでどのように感じますか?


自己PRの例

「私は、アルバイトでバイトリーダーをつとめ、リーダーシップと協調性を身につけました。」

読んだ時に、

・バイトリーダーという立場で実際どのような経験を積んだの?
・具体的にどのように動いて、リーダーシップと協調性を身につけたの?
・そもそもなぜリーダーにチャレンジしようと思ったのか?

などなど、自己PRが抽象的すぎるため、様々な観点から疑問が出てくると思います。

この自己PRは、自分のことを全く知らない相手が、自分が書いた自己PRを理解できるか?という視点が抜け落ちてしまっています。

さらに、企業が求めているのは、「リーダーシップがある」という事実ではありません。

真に求めているのは、バイトリーダーという立場でどういう経験を積み、どのように考えて動いた結果、リーダーシップや協調性を身につけたかということであり、それを長期インターンで再現できるかどうかです。

倍率の高い長期インターンの選考を突破できる学生は、自分の強みが、どんな思考プロセスを経て、どんな行動をして身についたものなのかについて具体的に説明できています。

イマイチな自己PR

「私は、アルバイトでバイトリーダーをつとめ、リーダーシップと協調性を身につけました。」

上記の自己PRを、ストーリーに沿った自分の強みを伝える点を意識すると、以下のような自己PRになります。

伝わる自己PR

私はリーダーシップが強い人間である。特にバイトリーダーの経験からリーダーシップが強くなった。それは一度に他人の行動を管理することを通じて自分の責任の大きさを感じたからである。
バイトリーダーとして新人の教育、シフトの管理をすることで自分の一つの決定が他人を大きく動かすことを自覚した。またそこから自分が卒業した後のことを考え、少しでも次のバイトリーダーが動きやすくなるようにマニュアル作りを自発的に行なったり、新人に動きながら仕事を覚えてもらうためにペアを組んで教育したりした。
このように人を管理することで責任感がの大きさを自覚し、どうすれば他人が楽に動けるかを考えて実践するようになり、リーダーシップが身に着いた。

このように、自己PRの際には「自分の強みが、どんな思考プロセスを経て、どのような行動をして身に付いたものなのか」について具体的に述べるように意しましょう。

「志望動機」を作る際に意識すべきこと

志望動機を考える際に最も大事なことは、自分のこれまでの人生で経験してきたことを、その企業のインターンにいきたい特別な理由に繋げることです。

志望動機は、しばしば「それ、うちじゃなくても良くない?」と企業側に感じさせてしまうケースがあります。

それは、先ほど説明した「自己PR」や、自分がやりたいことばかりをアピールしてしまい、どんな観点でその企業とマッチするのかどうか説明ができていないからです。

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【志望動機のポイント①】過去と未来をつなげる

では、具体的な志望動機の事例からみていきましょう。
例えば、

「この企業での長期インターンを通して成長したいです。」
「長期インターンを通して新しいことを学びたいです。」
「OO業界の実態を知ってみたいです。」

といったような、どこの企業でも当てはまってしまうようなフワッとした志望動機では、その企業で長期インターンをしたい理由がきちんと伝わりません。

他にも、「御社の〇〇という理念に共感し、その考え方を学びたいと思っていました」といった志望動機もよく見られますが、形式的に企業の情報に触れただけの、誰でも言えてしまうもので、こういった志望動機を見ても企業が他の誰でもない「あなた」を採用する理由にはならないでしょう。

すでに何度か繰り返していますが、

・その企業はどんな事業を展開しているか
・長期インターンを通じて、自分がその企業で何を学びたいのか
・自分はその会社にどのように貢献できるのか

上記の3つのポイントについて、選考官に伝える必要があります。

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【志望動機のポイント②】自分が提供できるメリットを言語化する

志望動機を明確にするには、まず自分が企業に提供できるメリットを理解しましょう。

志望動機を通じて、「学生である自分が企業に提供できるメリット」と「採用する企業側のメリット」が合致して初めて「確かにうちにくるべきだ」と思わせることができます。

では「自分が企業に提供できるメリット」とは何でしょうか?
それは、「成長性」です。

「自己PR」とも被りますが、自分がどういうシチュエーションで頑張れたのかという経験をもとにすると良いでしょう。

その上で、「貴社はこういう会社だから、きっとこういう困難が待ち受ける、しかし、これまでこういった経験をしてきた自分なら困難を乗り越えて成長できる」といったストーリー性を持たせたアピールができるとベストです。

企業は、長期インターンを通して学生を成長させたい、さらには社員の一員として活躍してほしい、という期待を持っています。

その期待に応えて長期インターンの選考に合格するためにぜひ、自分自身の成長性を企業にアピールしていきましょう。


イマイチな志望動機

私は貴社で新しいことをたくさん学んで成長したい。

上記の志望動機を、ポイントを意識して書くと以下のようになります。

伝わる志望動機

私は貴社の謙虚で感謝を忘れない姿勢を学びたい。バイトリーダーの経験を通じてリーダーシップを身に着けたが、その過程で先輩や後輩のバイト、店長、お客さんなど多くの人の力を借りた。
そこでリーダーシップを持つためには常に周りの人に謙虚で感謝を忘れない姿勢が大切だと知った。貴社のインターンでは皆がリーダーシップを学ぼうとするため参加者同士意見が対立すること等が予想されるが、寧ろそこで謙虚で感謝を忘れない姿勢を貫いてリーダーシップをさらに磨きつつ、貴社ならではの姿勢の保ち方を学びたい。

合格する「自己PR」や「志望動機」は「ストーリー性」が鍵

いかがでしたでしょうか?

倍率の高い長期インターンの選考に合格するためには、大前提、「自己PR」や「志望動機をESや面接などの選考の過程で聞かれた際に自信を持って回答できること、そしてさらに自分の過去の経験と紐付けて、ストーリー性を持たせて説明することが大切です。


自己PRのポイント

自分の強みは、過去のどの経験から身についたものなのかについて深掘りをする

人間は自分が思っているよりも色々なことを考えて日々行動しています。

長期インターン企業の選考に臨む前に、一度自分のこれまでの人生を見つめ直してみると、地に足のついた具体的な自己PRになると思います。

志望動機のポイント

・自分が長期インターンでどんなことにチャレンジしたいのか
・自分の強みをどのように活かしたいのか


上記をストーリー性にそって追い求めると、自然とその企業であるべき理由は見えてくるはずです。

本記事を参考に、1人でも多くの人が長期インターンの機会を手に入れることを願っています。


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