マーケティングインターンとは?業務内容や得られるスキル、始め方を解説
1.マーケティングとは
マーケティングとは、『商品やサービスを顧客に提供する際に、その商品やサービスの価値を最大限に引き出して効果的に伝えるための活動や戦略のこと』です。
現在はデジタルマーケティングという、消費者の行動から得られる「デジタル化できる情報=データ」を活用したマーケティング手法が主流です。そのためマーケティングの業務は①コンテンツマーケティング②データ分析の2つに分類されます。
コンテンツマーケティングとは、テレビCMやSNS投稿など「クリエイティブ」と呼ばれる作品を制作・配信して、企業や商品の魅力を伝える仕事です。「マーケティング」と聞いて、多くの人が想像する仕事がこれにあたります。
クリエイティブとなるものは非常に多く、過去にIntern Street経由で長期インターンを始めた人が扱ったことがあるクリエイティブだけでも
・テレビCM
・インターネットCM
・インフルエンサー案件(YouTube、Instagramなど)
・SNS
・ブログ/SEO
などが、挙げられます。
これに対しデータ分析は、マーケティング活動の効果や効果的な戦略の特定に向けて、データを収集し、分析する業務です。ウェブ解析、ソーシャルメディア分析、コンバージョン率のトラッキングなどを通じて、どのコンテンツがどのような影響を与えているかを理解し、戦略の改善を行います。
最近ではデータサイエンスなどと呼称され、その市場価値や重要性が高まる他、トレンドとしてイノベーションが特に進んでいる分野でもあります。
2.マーケティングのインターンの業務内容
コンテンツマーケティングの場合
コンテンツマーケティングのインターンは、クリエイティブ制作が主な業務となります。また一定の実績を積むことで、ディレクター職など、より裁量の大きい業務に携わることができます。
コンテンツマーケティングのキャリアステップ
①クリエイティブ制作(入社直後~1年間程度)
②ディレクター(入社1年後~)
クリエイティブ制作はその名の通り、
クリエイティブを制作するのが主たる業務です。「プロモーション効果の高いクリエイティブを作る」ということを目標に「企画の立案~制作~配信~検証」の工程を繰り返します。
ディレクターは
クリエイティブ全体の運用を管理するポジションです。自社メディア、SNSアカウント、広告などの単位で露出戦略、クリエイティブの配信日程、投資予算などを決め、運用実績を検証することになります。
データ分析の場合
データ分析のインターンは、マーケティングデータを分析し、その結果を踏まえてマーケティング活動の改善策を提案することが主な業務となります。
データ分析のキャリアステップ
①ディレクター支援(入社直後~、こちらがメイン)
②マネージャー支援(入社1年後~、こちらはサブ的に担当することが多い。)
最初は
ディレクターの意思決定を支援するために、メディア単位でデータを分析し、改善案を提案することが多いです。
メディアレベルで実績を積むと
支援対象がマネージャーに移ります。マネージャー直下では、よりマクロな視点から経営に必要なデータを分析するほか、時には「技術屋」として例えば新しいツールの導入を助けることもあります。
3.マーケティングで身に着くスキル
マーケティングインターンで学べるスキル・得られるものとして以下の3つが挙げられます。
マーケティングインターンで得られるもの
①PDCAサイクルを回す経験と習慣
②クリエイティブ制作スキル/ブランディングスキル
③経営者目線/投資感覚
マーケインターンで得られるもの①:PDCAサイクルを回す経験と習慣
PDCAサイクルとは、「計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)」の流れのことで、品質改善・業務改善の基本工程/スキルの1つです。
なかでもマーケティングは他業種と比較して1工程のスパンが短く、かつ定量的に計測しやすいという特徴があります。したがって、他業種よりもPDCAサイクルを回す経験を多くかつ分かりやすく積むことができます。
またマーケティング業務に従事する社員/先輩インターン生はPDCAサイクルを回す感覚が好きな人が多いです。そのためPDCAサイクルを回すことを習慣化しやすいです。
マーケインターンで得られるもの②クリエイティブ制作スキル/ブランディングスキル
クリエイティブ/ブランディングスキルとは、自社・商品の魅力を届けたい人に届ける総合的なスキルのことです。より具体的に要素を列挙すると
・市場調査力、トレンド測定力(商品/サービスの需要を把握する力)
・ターゲット選定力、ペルソナ設計力(商品/サービスを欲しがる人を探す力)
・ブランディング力(商品/サービスの魅力をまとめる力)
・デザイン力、言葉を選ぶ力(商品/サービスの魅力を発信する力)
などが挙げられます。
こうして見てみると、マーケティングでは商品の魅せ方・魅力の伝え方はもちろんのこと、顧客のターゲティング、トレンドを掴むための市場分析、データに基づいた施策改善といったメタ的な部分まで幅広いビジネススキルが要求されることが分かります。
そしてマーケティングの長期インターンでは、こうした一連のスキルを現場レベルで総合的かつ実践的に学ぶことができます。
マーケインターンで得られるもの③経営者目線/投資感覚
Intern Streetがマーケティングインターンで得られるものとして特に強調したいのが、投資感覚/経営者目線です。
少し未来の話をしますが、社会人として出世するとは経営やマネジメントに参画するということです。そして経営やマネジメントとは、端的に言えば、投資感覚を持って意思決定を下すことです。ここで言う投資とは、新しい収益のために資金・時間・人材を投下することを意味します。
例えば
・この今年度の売上目標を達成するために10億円の予算を投下し、うち7億円は既存事業に、3億円は新規事業に割く
・チームとして今年は上半期(前半2四半期)を新規施策の投資に充当し、下半期をその回収に充てる
みたいなことを、自分の所管の範囲で決めるわけです。
マーケティングの長期インターンでは、このようなリソース分配の意思決定をクリエイティブ単位から行ないます。言い換えれば、
入社直後から、投資判断/経営者判断を下すことになるのです。
さらに先程も述べた通り、マーケティングでは投下する資金・時間・人材と得られた収益が数字として表れるため、
投資対効果が定量的に計測しやすくなっています。
そのため長期インターンであっても、
濃密な投資経験を数多く経験でき、結果として「経営者目線/投資感覚」を効率的に身につけることができます。
4.まとめ:マーケティングインターンを始めるために必要なこと
この記事ではマーケティングインターンについて網羅的に解説してきました。結びにかえて、これからマーケティングインターンを始めるために必要なことを紹介します。
ずばりマーケティングインターンを始めるためには以下の3つが必要です。
マーケティングインターンを始めるのに必要なこと
①ビジネスへの興味
②数字を受け入れる力
③志望動機の具体化
マーケティングの業務では、人の消費行動や市場動向、商品分析などさまざまなビジネス情報に触れて処理します。そのため
幅広くビジネスに興味を持っていると、とても楽しくやりがいを感じます。自分でビジネス情報を収集/処理できる段階まで行けばさらに有利です。
また記事で述べた通り、現在のマーケティングはデータに依拠しています。そのため
データ分析ではもちろん、コンテンツマーケティングにおいてもデータ≒数字を重視します。数字が苦手だとそもそも業務にならないことも多いです。ですから数字に強くならないまでも、ある程度受け入れられる体力をつけておくと良いと思います。
一方でマーケティングインターンの多くは、その人の成長幅・ポテンシャルを見込んで採用します。そして
その最大の判断材料となるのが志望動機です。「なぜマーケのインターンがしたいのか」「自分の経験・強みをどう活かそうと考えるか」などの問いに明快な回答が出せるように準備してください。
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