長期インターンは就活において内定を取るためのものではなく、自分の将来やキャリアを構築するためのものです。長期インターンで実際の実務をこなすことで、業務レベルにおいて自分の得意不得意や好き嫌いをはっきりと認識することができます。
▼目次
InternStreet事務局のボブです。
今現在就活をしている大学3年生、1,2年生でも漠然と就活に関して不安を抱えていませんか?
・就活でアピールできること全然ないよ
・将来何したいのかわからないよ
・内定をちゃんともらえるが不安だ
こんな風に不安に思っている人が多いですよね。
だから何か始めたいなと思って少し調べてみたら長期インターンっていう選択肢があることを知ったけど、それって本当に就活で活きてくるのかよくわからない、、、
結論、長期インターンは就活において有利に働く可能性が高いです。
なぜなら、
・長期インターンをやっている学生がそもそも少なく希少価値が高いから
・ビジネスの世界でPDCAを実行した経験があるから
・ビジネスマナーや働き方に対する一定の理解があるから
です。とは言え、これらは全て「内定をとるための就活」における長期インターンをやるべき理由です。
長期インターンは、ただ内定を獲得しやすくするための1つの選択肢以上の価値があるものです。
今回この記事では、
・就活とはそもそもどういうものなのか?
・その上で長期インターンがなぜ役に立つのか?
を詳しく説明していこうと思います。
就活とは、「自分が将来何を成し遂げたいのか、どんな価値を提供したいのかといった己の人生の意義を深く考え、その1歩目を決める」活動です。このように表すとスゴいのもののように聞こえるかもしれませんが、簡単に言い換えると、「将来やりたいことを見つける」活動です。
最近の就活生を見ると、大企業の内定をもらって親や友達から認められるために就活をしている人が多く見受けられます。とりあえず大手に入っておけば大丈夫だろうという考えのもと、自分がどうなりたいかではなく、周りからどう見られるかで、会社を選ぶ人がたくさんいます。なぜかというと、やはり就活を受験の延長として捉えている人が多い事が挙げられます。自分の卒業校にマッチしたランクの会社に内定をもらうことが1つのステータスとなるからです。
例えば、大手保険会社に入社する人が、保険業界でかつその会社を選んだ理由が、
・大企業なら安定もしているし、親からも安心してもらえるから
というような人が多くいます。
正直、周りを見渡すとこのような考えから大企業を目指している人が大半なのではないでしょうか?実際に保険業界に入って、保険を通じて社会に価値を生み出していくことに熱意を持ってその会社に行く人がたくさんいるとは私は思いません。そしてそのような心持ちでいざ入社してみると、実際の思い描いていた環境とのギャップを感じてしまうことが多いのです。現在、新卒で入社して3年以内にやめる人が3人に1人いると言われています。(参考文献:東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/194946)このような数値からもわかるように、実際に企業と学生のミスマッチは数多くあるというのが現状なのです。
では、そのようなミスマッチをなくすためにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、実際に働いてみることです。実際に働いてみることで、社会において自分が何に対して熱量を持って仕事ができるのか、自分が将来何をして、どのように価値貢献していきたいのかを知ることができます。ビジネスの世界で何もしたことがないのに、社会人になってからやりたいことや興味のあるものが見つかるはずがありません。あなたはサブスクリプションモデルと聞いて興味がありますか?もしこの言葉を知っていて、少しでも知識があれば、興味がありますと答えるでしょう。しかし、聞いたことも見たこともないものに対しては、すぐに興味がありますと答えることはなかなか難しいと思います。
このように、実際に働いてみて社会において自分は何をしたいのか、どんなことに対して一生懸命になれるのかを知ることが、就活においてミスマッチをなくす第一歩となります。実際に働いてみることで、内定を獲得することが目的となっている「点で見た就活」ではなく、将来のキャリアを考える「線で見た就活」を自分の納得のいくものにできるのです。そのため、長期インターンというのは実際に働いてみるという意味で非常に有効な手段となります。
次の章で、長期インターンがどのように「線で見た就活」に活きてくるのかを更に具体的に説明していきます。
長期インターンは、自分の将来に真剣に向き合い、自分のキャリアを構築していく「線で見た就活」に非常に有効なので、積極的にやるべきです。理由は主に2つあります。
長期インターンをすることで、実際に既に社会に出て働いている人と接することができます。中には、あなたが聞いたことがあるような企業で大活躍をしていた優秀な人の近くで働く機会があるかもしれません。このような既にあなた達学生の何倍も経験を積んでいるような人から将来に関する意見をもらえたり、その人達が実際に歩んできたキャリアを見ることができます。それらを参考にしながら、自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、どんな人になりたいのかの仮説を立てることができます。このように、ただ単に学生生活を送っているだけでは、絶対に気づくことができなかったビジネスにおける自分の好みや得意分野に気づかせてくれる場所は長期インターンしかありません。
長期インターンはただ自分が将来やりたいことや自分が目指す姿の仮説を立てられるだけでなく、それが本当に正しいのかを実際に試して検証することができます。例えば、あなたはマーケティング憧れを持っていて、特にSNSが好きと感じていたとします。そして業務でターゲットごとにSNSの文言を考えて、どれが一番刺さるのかを検証したりしながら集客をしていって結果を出すことができてすごく楽しかったからもっとやりたい!と感じることができれば、将来SNSのマーケターになるのも一つの選択肢となり得ます。逆に、SNSを毎日コツコツ運用することが嫌になってしまい、あまり前のめりに業務を進めることができなかったら、もしかしたらSNSマーケティングを仕事にすると将来、後悔するかもしれないと気づくことができます。これは実際に仮説を立てて、ビジネスの場で検証してみないことにはわからなかったことであり、何も考えずに新卒入社先を決めてしまうが故に企業と学生の数多くのミスマッチが生まれてしまうのです。
このように、実際にやってみることでそれが本当に自分が好きなのか、自分が得意なのかを把握することができます。この自分の好きなもの、得意なものを積み上げていくことによって、自分のやりたいことや描きたいキャリア像が見えてくるというわけです。
これらの理由から長期インターンをすることによって、自分の好みや得意分野、はたまた嫌いなことや苦手分野をしっかりと把握することができます。そうすることで、自分が将来どうなりたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかを深く考えることができます。つまり、長期インターンをすることで、内定獲得のための「点で見た就活」ではなく、自分が将来一番幸せになるためにやりたいことを見つけられる「線で見た就活」で大成功を収めることができるのです。
今回この記事では、就活において長期インターンは必要なのかということについて、お伝えしてきました。極端な話、内定を獲得するだけの「点で見た就活」で成功するために長期インターンは、必須事項ではないと思います。しかし、自分の将来やキャリアと真正面から向き合い、自分の人生をどうしていきたいのかを真剣に考える「線で見た就活」で後悔しない選択をするためには、長期インターンはやらない理由がないほど非常に有効な手段です。眼の前の就活に漠然とした不安を感じているそこのあなた!今すぐ長期インターンを始めてみませんか?
この記事を読んで長期インターンを始めたくなった方はこちら
他の記事を読みたい方はこちら