長期インターンの面接に合格するために必要なことは何なのかをわかりやすく解説します。
▼目次
Intern Street事務局のボブです。今回は、長期インターンを始める上で必ず必要な「面接」がテーマです。多くの人は面接の前になると、
・何を話したらいいんだろう?
・どんな質問をされるかな?
・どうしたら合格できるのかな?
といった不安を感じると思います。まして、バイトの面接とは一味違い合格率も低く、より就活の面接に近い長期インターンの面接です。なおさらそのような不安を感じているのではないでしょうか?
この記事では、長期インターン面接に合格するためには何が必要なのか?という疑問に答えていきます。
長期インターンの面接に合格するために必要なことは、「面接官が採用したくなるようなスキルとマインドをアピールすること」です。ここで重要なのは、「面接官が採用したくなる」という部分です。「面接官が採用したくなる」とは、面接官が話を聞いてみて、あなたが入社してから活躍するイメージが具体的に湧くことです。面接官にこの仕事をあなたに任せてみたい、結果を残してくれそうと思わせることが、面接突破における重要なポイントなのです。
次の章から、長期インターンの面接突破に必要な「スキル」と「マインド」について説明していきます。
面接官が求めるスキルとは、思考力と実行力です。ここでいうスキルとは、パソコンスキルやマーケティング手法といった知識のことではなく、学生でも普段から鍛えることのできる思考する力と実行する力です。
思考力とは、課題を見つけその解決策を考える力です。何か問題が発生したときに、それが起こった原因やそれに対する対処法、またどの対処法がベストなのかを考え抜く力です。
実行力とは、その考えついた解決策をやり通し結果を出す力です。実行力として評価される点としては、どんな工夫をしたか、どれくらい周囲を巻き込んだか、やり切ったか、といった点です。
では、あなたのスキルをアピールする質問と解答例を見てみましょう。
面接官:学生生活で頑張ったことはどんなことでどういう思いでやってきましたか?
あなた:私が学生時代頑張ったことは、サッカーサークルの代表としてできるだけ多くの新入生を勧誘したことです。私は代表としてサークルの人全員が心から楽しめるサークルを作りたいという思いで活動していました。しかし、大きな問題として新入生の加入人数が減少していたことがありました。特に女子の勧誘に苦戦していました。なぜ女子が入らないのかを考えつつ、色んな人にヒアリングしてみると、「飲み会が頻繁にあって少し怖い印象があるから」というのが一番大きな原因であるとわかりました。これらを踏まえて、女子のみが参加できるランチ会を開催するという解決策を提示し実際にやってみることにしました。実行するにあたって、どうしたら新入生に楽しんでもらえるかを必死に考え、おしゃれなランチが食べられる場所を予約したり、みんなでInstagramを取る時間を設けたりなど工夫をしました。周りの人も巻き込みつつ、開催してみた結果たくさんの女子が参加してくれて、見事新入生女子の勧誘数を例年の1.5倍に増やすことができました。
この内容において、まず目的としてサークル全員が楽しむというものがあるなかで、新入生が年々減っているという課題を発見し、その原因を特定し、解決策を出すという思考力が必要なことができているアピールをしています。また、その解決策を実行するにあたってどのように工夫をして成果を最大化したのかという実行力があることのアピールもできています。
なぜ長期インターンの面接官がこのような人材を評価するかというと、自分の力で自走できる人がほしいからです。長期インターンを募集するような企業は、ベンチャー企業が多く、創業間もなく人数も多くない企業も少なくありません。そのようなベンチャー企業においては、大手企業と比べて教育制度も整っていない上に、社員も忙しくいつまでも教えている時間はありません。そのような環境下において、一定以上の思考力と実行力を持っており、自分の力だけでも自走できる人材が求められるというわけです。つまり、この2つの力があることを具体的に話すことができれば、面接官はあなたが入社してから活躍するイメージが湧きます。
このように、課題発見→原因特定→施策出し→施策実行のフローを自分で回すことが出来るエピソードを話すことが面接合格において非常に重要です。上記のエピソードのようになにかの課題に対して、どうアプローチしたのかという部分をしっかりと深掘りをして、端的に話せる準備をすることが合格に向けた第一歩になるでしょう。
長期インターンの面接官が採用したくなるマインドとは、「素直で前のめりでGive思考なマインド」です。このマインドは学生であるあなたにとってスキルよりも圧倒的に大事です。なぜかというと、スキルでアピール出来る部分が社会人に比べて少ない上に、今あるスキルよりも今後の伸びしろやポテンシャルを重視する起業が多いからです
素直で前のめりとは、言われたことを素直に吸収してそれを実際に行動に移せるということです。当たり前のことを言っているように感じるかもしれないですが、これが出来る人はそう多くはありません。何かアドバイスされたときに明らかにやってみたほうがいいことなのに、なかなか行動に移さずめんどくさがって結局やらない人って結構いますよね。つまり、人が教えてくれたものに対してまずは受け入れて実際にやってみるというマインドを持っている人は意外と少なく、企業の人も欲しがるのです。
なぜこのような人が採用されやすいかというと、採用側からすると、何か仕事に関するインプットをしたときに素直に聞き入れて、自分でどんどん行動に移してほしいからです。また特にベンチャーやスタートアップなどでは、人手が足りなかったり、社員も忙しかったりと手取り足取りじっくり教育する時間がないため、自分から仕事を取りに来たり、分からないことを積極的に周囲に聞くことができる人材でない早く自立して自分の力で自走していく人材でないと活躍するイメージが湧かないという理由もあります。
一方で、Give思考とは、自分が何かを与えることで成長や経験が出来ると考えるマインドのことです。自分が相手に対してどんな価値貢献ができるかをまず考え、その価値貢献を通じて挑戦の機会を得ることで成長していく、というスタンスのことを指します。これも当たり前のように感じるかもしれませんが、実践できている人はなかなかいません。
例えば、InternStreetに面談に来る人でもよくあるのが、長期インターンを始めたい理由を、
・最先端のWebマーケティングのスキルを教えて欲しいから
・優秀なビジネスマンのもとで働き指導してほしいから
と答える人がよくいます。これ自体が悪いわけではまったくないのですが、面接のときにこれだけを言ってしまうのでは受かりません。なぜかというと、入社した場合あなたのメリットはたくさんあっても、採用する側としてメリットを感じることができないからです。
恋愛などでも同じことが言えます。あなたが彼氏彼女を探しているとき、自分は、かっこいい人、かわいい人がいいとか面白い人がいいと思っているけど、それだけを相手に求めるだけで自分は自分勝手な行動を続ければ、彼氏彼女はなかなかできないと思います。相手の求めているものや好みを知り、それを満たすように努力する必要があるでしょう。
面接官に対しても自分が「これをやりたい」「これを学びたい」だけではなく、私は何を提供できるのかを明確にアピールする必要があるのです。
例えば、
・事業を伸ばすために行うどんな業務に関して前のめりになんでもやります。
・最初はついていくのに必死かもしれないですが、やる気はあって週3は必ず出社します。
です。自分の中でやりたいことがあったとしても、それをやらせてもらえるようになるために、まずは自分が長期インターン先のためになることを積極的に行うアピールは行うといいでしょう。
いかがでしたでしょうか?今回この記事では、長期インターンの面接に合格するためには何が必要なの?という疑問に対して答えていきました。今はまだこれから待ち受ける面接に対して不安があるかもしれません。しかし、上記で述べたスキルとマインドを持っていることを面接官に伝えることができれば、面接官は必ずあなたが入社してから活躍するイメージを持ってもらうことが可能です。この記事が、あなたが長期インターン先から内定を得る手助けになり、納得のいく長期インターン探しができたことを願っています。
この記事を読んで長期インターンを始めたくなった方はこちら
他の記事を読みたい方はこちら