インターンでの自己紹介はどんなものが良い?インターンをより有効に使うために


インターンではかならず自己紹介をします。
自分の緊張をほぐすためにも良い自己紹介をしたいですよね。
今回はそんな緊張するインターン初日に使える自己紹介を解説します。

1. インターンで自己紹介をする目的

そもそもインターンで自己紹介をする目的は何でしょうか?
目的は様々あると思いますが、一番の目的は「周囲の協力を仰ぐため」です。
インターンでは、自分一人だけだと分からない、出来ないことがしばしば出てきますから必ず周りの人の協力を仰ぐことになります。
その際、自分のことを少しでも知ってくれている人であれば協力を仰ぎやすいですよね。

そこで「自己紹介」が役立つわけです。
サマーインターンなどの短期インターンの場合、初日に自己紹介で自分の空気を作り同期の学生との関係を築けるとディスカッション・共同作業がしやすくなります。

長期インターンの場合、入社してから1か月間の内に周りの社員や先輩インターン生との信頼関係を築きたくさんのことを教えてもらえるかが、長期インターンを継続できるかどうかのカギになります。

ではどのような自己紹介をすると周りの協力を得やすいのでしょうか?

2. インターンでの自己紹介を分解する

周りの協力を得るためには、①自分のことを認知してもらう②自分のことを魅力的に思ってもらう、という2つの段階が必要です。

①自分のことを認知してもらうには「自己紹介のやり方」に工夫が必要です。
②自分のことを魅力的に思ってもらうためには「自己紹介の内容」に工夫が必要です。

3. インターンでの自己紹介のやり方

短期インターンでも長期インターンでも自己紹介の時間は取られることが多いです。
当然ながらそこで全体を通した自己紹介が行われますが、この場で行った自己紹介では、自分のことをほとんど認知してはもらえません

そこで是非意識的に行って欲しいのが「1対1の自己紹介」です。

短期インターンでは、インターンが始まる前の短時間や休憩時間、プログラム実施中のちょっとした時間に同級生の参加者やメンターの社員と1対1で自己紹介をしましょう。
個人的には特に【インターンが始まるまでの同級生との自己紹介】は大事だと思います。
私自身、始まる前に既に話せる人がいる状況は非常にやりやすく、プログラムでペアやグループを組んだりするときに余計な緊張をせずに済みました。

長期インターンでは、入社したその日の内に最低でもの所属するチームのメンバー全員には1対1で自己紹介するべきです。
できれば他部署にも挨拶に行きたいところですね。
長期インターンでは次から次に周りからの協力を得ないと進められない業務がやってきますから、徐々にじっくり関係性を深めているのではとても間に合いません

4. インターンでの自己紹介の内容

良い印象を持ってもらえる自己紹介には大きく分けて2つのタイプがあると思います。
それは①「!」を生む自己紹介②「?」を生む自己紹介です。
この章ではこの2つの自己紹介について詳しく解説していきます。

4-1. 「!」を生む自己紹介

「!」を生む自己紹介とは、「あっ、それ私もです!」とか「それ知っています!」といった周りの共感を生む自己紹介のことです。
既にお分かりかと思いますが共通の話題は会話のキャッチボールが始まるきっかけになります。

個人的にいつも使うのは「乃木坂46」の話です。
熱心な乃木坂ファンには怒られてしまうかもしれませんが、乃木坂46は大学生・インターンのメンター/社員の中で認知率は抜群です。
曲の話をしてもメンバーの話をしても話が続きますし、「乃木坂の話ですか?」と周りの人も会話に入ってきやすいです。

他に個人的に使うのは「旅行の話」です。
旅行に一度も行ったことが無いという人や、旅行の思い出が一つも無いという人に私は出会ったことがありません。
そのため自分だけが一方的に話すという構図になりにくいので会話のキャッチボールにちょうどいいです。

一方で気を付けなくてはいけないのは、「!」を生む自己紹介は「自慢」になりやすいということです。
自慢になった瞬間に相手はその話を聞こうとはしません。
あくまで相手との会話のキャッチボールを楽しむための会話なら良いですが、それが相手のエピソードを上回ろうとするようになると「ただの自慢」や「マウント取り」になってしまいます。

繰り返しますが「!」を生む自己紹介は、あくまで会話のキャッチボールを始めるきっかけであることを意識しましょう。

4-2. 「?」を生む自己紹介

「?」を生む自己紹介とは、「えっ、それ何ですか?」「何でやっているのですか?」といった周りの好奇心を掻き立てる自己紹介のことです。
言うまでもありませんが、これは自分の他人との差別化に役立ちます
周りに自分への興味を持たせられれば必ず相手の頭の中に存在として残りますし、そこで周りから質問される状況を作れれば、こちらからも話しやすいですよね。

余談ですが、Intern Streetの長期インターンではしばしば「?」を生む自己紹介をする人がいます。
例えば、「薔薇の花を売って、そのお金で九州を一周してきた」とか「起業に一度失敗してビジネスを学び直したい」といったことをかつて自己紹介として言われました。
特に薔薇を売っていた方とお話したのは1.2回ですが私の頭に強烈に残っていますし、自己紹介の場は完全に彼の独壇場となっていました。

一方で気を付けなくてはいけないのは、「?」を生む自己紹介は、一歩間違えると「相手を置き去りにする」ということです。
相手が「?」を抱くとき、相手はたいていそのことについて何も知りません。
何も知らない状態でも、聞いていて内容がざっくりでも分かるようなものでないと、耳をふさがれてしまいます。
特にこれが発生しやすいテーマが「自分の研究について」です。
専門用語をいきなり並べたり、相手の理解度を推し量らずにまくしたてたりするのは厳禁です。

程よく相手が知らない・分からない、「?」を生めるような話を意識しましょう。
ハードルは高いですが、成功すると効果絶大です。

5.(参考)Intern Streetでの自己紹介

ここまで自己紹介について解説してきました。
この後本来ならば、自己紹介で話すと良い内容を具体的に紹介したいところなのですが、当然ながら自己紹介に定型文はありません。

その代わりに、Intern Street内で長期インターン生が初日に社員全員に向けて行う自己紹介についてご紹介します。

<項目>
・出身高校
・所属大学
・高校までに打ち込んだこと
【?】大学で打ち込んでいること
【!】座右の銘
お薦めの本
【?】休日の過ごし方
【!】好きなスポーツ、特技
・入社理由
・フリーコメント

個人的な分析ですが、【!】をつけた「お薦めの本」と「好きなスポーツ」では「!」が生み出しやすく、【?】をつけた「大学で打ち込んでいること」と「休日の過ごし方」では「?」が生み出しやすいです。

自己紹介が上手いインターン生は【この4つの項目+フリーコメント】を充実させていた印象があります。

6. インターンでの自己紹介のまとめ

よく知られたことですが、初対面の時の印象はとても大切です。
インターンは期間の長短を問わず、常に周りの人を巻き込んで行動しますので、早いうちに周りとの関係を構築することがマストです。
自己紹介はそのための貴重なツールであり、その後のインターン生活を大きく左右します。

そのためにも是非「①自分のことを認知してもらう②自分のことを魅力的に思ってもらう」の2つを意識してください。
そして自分なりの工夫をしてみてください。

良い自己紹介ができるよう応援しています。

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