長期インターン生の成長記録 vol.1 ~入社6か月で"いないと困る"存在になるまで~

「長期インターンを通じて圧倒的な成長を!」
長期インターンという経験を通じて成長できるという話をよく聞くものの、実際にどのような成長を遂げられるのか、疑問に感じる方は多いのではないでしょうか?
長期インターンをすれば漠然と成長できそうだとは思うものの、具体的に自分のどのスキル・マインドが成長できるのかイメージがつかない、このような意見をよく耳にします。そのような皆さんに一人紹介したい学生がいます。

2019年にContractS株式会社に入社した皆川さんは、意欲高く長期インターンに臨み大きな成長を果たした1人です。
「彼女が会社にいないと困る」とCOOに言わしめた彼女は6か月という短い期間でどのように成長したのか?
彼女がたどった成長曲線を訊き出しました。

プロフィール

皆川 亜弥夏さん (右)
日本大学経済学部3年生、ContractS株式会社の長期インターン生
将来への不安から就活系のサークルやゼミに入り、そこで知り合った先輩の影響で長期インターンを決意。
長期インターン先を探す上では「成長」と「働く環境」にこだわる。応募した8社の中で最もフィーリングが合ったContractS株式会社に入社。現在(2019年8月時点)長期インターンとして6か月勤務中。

吉田倫子さん (左)
ContractS株式会社 取締役COO弁護士、皆川さんの教育担当者
クライアント企業へのコンサルティングからセールス、カスタマーサクセスやセールスイネーブルメントなど、セールス部門の統括責任者
仕事において、最も重要視するのは「メンバーとのコミュニケーション」。

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1. 与えられた業務をこなすので精一杯だった

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●慣れない業務に苦戦する日々

Q - まずは長期インターンを始めた頃を振り返って頂けますか?
(皆川)
最初は正直、業務に慣れるので一杯一杯でした。
最初に任されたのは営業資料の作成でした。上司である吉田さんから『こういう資料を作ってね』という指示を受け、必要な情報を収集してクライアントに見せる提案書を作成する仕事でした。今思えば業務量、難易度共に決して高くはなかったですが、当時はとにかく何もかも初めてで、自分が成長できているのかすらよく分かっていなかったです。

●積極的に社員にアドバイスを求めることで克服

Q - そのような状況を打破するために皆川さんご自身はどのような工夫をしましたか?
(皆川)
これは慣れの問題だと思ったので、早く業務に慣れるためにも周りの人に助けを求めました。

Q - なるほど、自分から周りの力を借りに行ったのですね。具体的にどのような点でアドバイスを求めましたか?
(皆川)
会社の営業資料を作るのは初めてだったので、上司の吉田さんとコンサル出身の社員(通称『パワポの達人』)に添削を何回もしてもらって何とか形にしていました。営業資料作成においては、業務が2つのパートに分けられると考えています。前半の情報収集パートでは吉田さんに毎回始める前にどのような情報を集めるべきか進め方の相談をして、後半の資料作成パートでは『パワポの達人』に1資料あたり3~4回の添削をお願いしました。

●周りも皆川さんの成長を全面的に後押し

Q - 自主的にフィードバックを貰うことで業務に慣れて行ったのですね!
では、上司の吉田さんとしては皆川さんの成長をどのように後押しされたのですか?

(吉田)
そもそもContractSでは、インターン生を社員として扱うことを重要視しています。具体的には、社員と同じ『チーム』に所属してもらうことでメンバーの一員として雑務以上の業務をきちんと担い、共にゴールを追いかけてもらうことを意識しています。ただのアルバイトとして入るだけじゃ面白くないじゃないですか?
(皆川)
自分自身、分からないことがあれば何でも聞きたくなる性格なのですが、社員の皆様はインターン生としてでなく同じメンバーという目線で接してくれますし「疑問点は何でも聞いてね」という雰囲気がありとても仕事を進めやすかったです。
(吉田)
またContractSでは業務面以外にも、メンタル面のケアを行っています。通称 “メンター・メンティー”と呼ばれる制度によって、皆川さんと業務では直接関わりの無い社員を1人メンターとして付けています。その上で隔週1時間彼女の不安や疑問をざっくばらんに聞き出し、業務以外のメンタルケアを行っていました。

2. 目的意識を持ち、自分の頭で考えながらアウトプットを作れるようになった

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●求められる業務の難易度が上がる

Q - 入社直後の壁を乗り越えた後、どのように業務は変化していきましたか?
(皆川)
入社して2-3か月後くらいに顧客の経営課題を解決できるような提案資料を求められるようになりました。今までの「吉田さんに言われたものを作る段階」から、「営業資料の様々な部分に注意を配り自分なりの工夫をする段階」へ業務の難易度は上がりました。
ContractSでは商談相手の経営課題を考えてそれを解決する形でサービスを提案していますが、そのため資料作成の中で商談相手の経営課題を探すという経営コンサルタントのような業務を担う必要が出てきたのがとても大変でした。
これが今までで一番大きかった壁ですね。

●自分の業務の目的と評価軸を明確にする

Q - 経営コンサルタントのような業務を担われていたのですね。とても大変とのお話ですが、成果を出すべく意識されたのはどのようなことですか?
(皆川)
資料作成にあたって、商談相手の企業と営業担当者という2つの目線から営業資料の作成目的を明確にしました。
営業資料を通して相手の企業はどのポイントを明確に知りたいのか、営業担当者はどのように説明したいのか、などの点を上司の吉田さんと何度も擦り合わせました。
誰が何のためにこの資料を必要としているのか、またどのようなアウトプットが出せれば良いのかを明確にすることを心掛けました。

Q - 素晴らしいですね!ちなみに皆川さんが作られた営業資料の良い悪いという評価基準はどのようにされていましたか?
(皆川)
営業の観点から見れば、私が作った営業資料を使って商談目的が成立したかどうかが良し悪しの基準だと思います。作っている私の観点から見れば、営業担当の吉田さんが求めているレベル以上のものかどうかが基準だと思います。この基準は元から決まっていた訳ではなく自分で設定しました

●高いレベルでフィードバックを求める

Q - では、吉田さんが企業にご提案する上で明らかにしておかねばならないことや、ご提案したい内容を汲み取るために、どのように動いていましたか?
(皆川)
「この前提出した資料の商談ってどうなりましたか?」とか「資料をどうやって使いましたか?」というようにフィードバックをもらう機会を自分からお願いして作ってもらって、上司と自分の目的意識の擦り合わせを行っていました。
この動きは『どうやったらもっと良い資料ができるのだろう』と考えた結果自然と思いつきました。周りの社員も忙しく毎週フィードバックを得る機会を作ることはできなかったのですが、月に2~3回時間を作って細かくフィードバックを受けていました。

●幅広い経験の機会を与え、成長をサポート

Q - 自分からそういう機会を設定するのって凄いですね。普通はとれない動きだと思います。ではそんな皆川さんの成長のために、吉田さんはどのようなサポートをされていましたか?
(吉田)
とにかく営業の全体像を理解してもらうために営業の業務を幅広く経験させることを意識しました。
例えば皆川さんは早い段階で営業同行してもらっていました。営業同行を通じてお客様と直接会うことで、自分の作る資料がどのようにお客様の前に出て成約に繋がっているか見ることができた、そしてそこからビジネスの世界を理解できたのが大きかったのではないかと思います。
商談における営業資料の立ち位置を理解し、お客様や営業担当者がどのような資料を欲しているのかを具体的にイメージすることができた。そのため営業資料を作成する上での目的意識を明確に持てるようになったと思います。

●最大の壁を乗り越え、新しい業務を担うまでに

(皆川)
実はこの壁を乗り越えた後にもっと大きな転換がありまして…

Q - へえ!どんなものですか?
(皆川)
入社3か月目程からカスタマーサポート、5か月目程からマーケティングの仕事を同時並行でやり始めました。営業資料作成と同時並行で、カスタマーサポートチームにおいてチャット対応と電話対応を、マーケティングチームにおいてWeb広告経由でContractSに興味を持った方が無料でダウンロードできる製品資料をゼロから作成しています。

Q - 凄いですね!それはどんなきっかけから始められたのですか?
(皆川)
どちらもそれぞれのチームの方からお声掛けしていただきました。特にマーケティングチームについては、社内の成果報告会にて自分の成長をきちんと言語化して伝えられるようになったことがきっかけでスカウトされました。
ContractSの成果報告会にて、『従来は言われたものを作っていたのですが、現在では抽象度の高いお題に対して自分でゴールや進め方を考えて取り組み、時間を意識して業務に臨んだり、業務を始める前に段取りを上司と確認したりして資料を作るようになりました』という話をしたら、その成果報告会が終わったタイミングで、マーケティングチームの方から『これやってみようか?』と新しい業務のお話を頂けました。
現在のマーケティングの業務でも、営業資料作成時代に培った経験を活かし、資料ダウンロードしていただいた見込み顧客から「ContractSの話をもっと詳しく知りたい」という意向を引き出すことをゴールに設定して頑張っています。

3. 成長の要因は『食らいつく精神』

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Q - このように素晴らしい成長を遂げられた皆川さんですが、入社当時吉田さんの目には彼女はどのように映っていましたか?
(吉田)
実は最初の印象はかわいらしい普通の大学生という感じでした。営業に関する業務をいろいろ経験したいと言っていたので、ウチでそれが出来れば良いねという感覚でした。正直ここまで大きな成長は予感していなかったです。

Q - そうだったのですか?意外でした。ではそんな皆川さんが何故ここまで成長できたと思いますか?
(吉田)
皆川さんは『食らいつく精神』がとにかく凄かったです。(続く)

●貪欲にフィードバックを求める姿勢

(吉田)
皆川さんのフィードバックを求めてくる姿勢が凄かったです。皆川さんが作ってくる資料のクオリティもどんどん良くなって来て、私も『すごいじゃん』と褒めていたら彼女は『いや、フィードバックをください、ダメなところはどこですか?』というように求めてくるんですね。自分が作ったものに対してもっと良くしたいという気持ちが伝わってきました。
これを口に出せるところが良いなと思いました。
(皆川)
やっぱり満足しちゃいけないと思っているので自分への戒めです。

●何事にも積極的に挑戦する姿勢

(吉田)
さらに皆川さんがすごいのは積極的に挑戦する姿勢です。皆川さんに『これやってみる?』という形で今までやったことがない業務を振ってみたら、彼女からは必ず『はい!やってみます。やってみたいです!』という返事が返ってくるのです。こういうところから成長意欲が伝わってきました。入社当時から比べたらとても成長したと思います。やっぱり「やります!」と快く引き受けてくれたらこっちも頼みやすいですよね。すごく良いと思います。

4. 皆川さんが目指す姿について

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Q - 最後になりますが、今後のContractSでの長期インターンを通じて皆川さんはどのような人になりたいと思いますか?
(皆川)
この人がいたら仕事が捗るし、この人がいなくなってもきちんと業務が回るような人になりたいです。
そうなるために、まず期待以上の成果を出す、次に業務は進める前に段取りを確認する、そしていつでも業務を引き継げるようにマニュアルを用意しておくという3つを意識し、これを達成するために頑張っていこうと思います。

Q - 素晴らしいですね!普通の社会人でもここまで言える人は少ないですよね。
では吉田さんは皆川さんにどのようなことを期待していますか?

(吉田)
皆川さんは今営業サポートという位置づけで業務に当たってもらっているのですが、自分で営業ができるようになって欲しいと思います。マインドと根性はあるので、あとはスキルさえ身に付けばContractSでも業績1位になれると思います。今ContractSで営業スキルの教育体制も整ったので、営業として活躍して欲しいですね。
(皆川)
私もそうなりたいと思っていました。実現したら嬉しいです!

5. 皆川さんの成長の分析 (編集後記)

今回ContractS株式会社で6か月長期インターンを経験した皆川亜弥夏さんの成長についてお話を聞いてきました。

この6か月を通して彼女の業務は次のように変化してきました。
第1段階: 営業資料作成のために指示された情報収集 (1~2か月目)

第2段階: 営業資料にはどの情報が必要か、資料がどのように機能すべきかを自分なりに考えて資料を作成する (3~4か月目)

第3段階: 営業資料の作成と並行して、マーケティング資料をゼロから作成する(5~6か月目)

皆川さんの成長の要因となったのは2つ。まず分からないことの解決やより良い資料の作成のために周りの社員に質問しフィードバックを求める姿勢、そして与えられたチャンスを積極的に獲りに行く姿勢です。
成長を求めて喰らいつく精神を皆川さんからひしひしと感じられました。

またContractSでは皆川さんを早い段階で営業同行させるなど長期インターン生の教育のために幅広い経験が積める独自の制度を設計していました。この制度が皆川さんをビジネスパートナーとして成長させたことは間違い在りません。

皆川さんのような成果にコミットするプロ意識というものは、長期インターンを通じてしか得られないものです。そして現在長期インターンを受け入れる企業もまた、長期インターン生の成長のための受け皿を着々と準備しています。

この記事を読んで皆川さんのような、ビジネスパーソンとしての成長を成しとげたいと強く思った人は是非長期インターンを始めて欲しいと思います。

(文責: 穗原 充)

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