インターン参加前に毎回悩む服装。スーツで行けばいいのか?それとも私服で行けばいいのか?服装自由と記載があっても毎回悩んでしまいますよね。今回はそんな悩める学生に向けて、1Dayインターンから長期インターンまでどのような服装で行けばいいのかを解説します。
▼目次
短期インターンとは1日~2週間程度の短期間の就業体験を通して、自社の社風や業務を学生に理解してもらうために開催されるインターンシップのことです。主に就活生が新卒入社を考える候補企業の研究のために参加します。
短期インターンの場では、「企業の担当者から悪い印象を受けない」ことが重要です。
では短期インターンの場ではどのような服装をすれば良いのでしょうか?
短期インターンの場合は企業から服装を指示されることが多いです。企業から服装の指示があった時には必ず指示に従いましょう。
●スーツでお越しくださいと指示されたら
この場合はスーツで行きましょう。スーツは「だらしなく見られない」「清潔感があるように見られる」ことを意識して選んで下さい。シャツにシワがあったりシミがあったり、ネクタイが過度に派手だったりするのはNGです。またスーツの柄も目立つのはNGです。
そしてもっとも悩ましいのはスーツの色ですよね。
スーツの色は短期インターンの開催企業の特性に合わせて選んでください。
協調性を大事にする企業であれば、「黒」
自分の個性を大事にする企業であれば、「ネイビー」・「チャコールグレー」
が良いかと思います。
●私服と指示されたら
この場合は私服は「ビジネスカジュアル」と呼ばれるコーディネートで行きましょう。私服着用の指示を受けているのにスーツで行くのはNGです。
★ビジネスカジュアルの定義
ビジネスカジュアルに明確な定義はありませんが概ね次のように理解されています。
<男性の場合>
ジャケット+ワイシャツ/ポロシャツ+長ズボン
<女性の場合>
ジャケット+シャツ/カットソー/ブラウス+スカート/パンツ
ビジネスカジュアルの場合に気を付けるべきことは「そのままオフィスで働いて恥ずかしくない格好であること」です。男女ともに企業の担当者や周りの学生からだらしないと思われないような格好を意識するといいでしょう。
具体的にはデニム・皮革生地の服、Tシャツ、半ズボン、極度に長い/短いスカート、サンダル、スニーカー、派手な靴を避けるのが良いでしょう。
服装について企業からの指示が無い場合は、その企業の雰囲気に合わせて服装を選びましょう。
伝統を重んじる堅めの雰囲気を感じる企業であれば「スーツ」を、個性や革新を重視する企業であれば「ビジネスカジュアル」な私服を着用してください。
判断に困ったときは「(行きたい企業名) インターン」で画像検索してみてください。
企業のインターンレポートやインターン募集の画像が出てきますからそこで参加者が来ている服に合わせて服装を用意すると間違いありません。
短期インターンとは言え、自分の将来を左右するかもしれない大事なイベントですから自分の服装に自信が持てない学生もいるかと思います。そういう時には思い切って聞いてみましょう。
メールを通じて企業の担当者に聞くのでも良いですし、企業の担当者に直接聞くのに抵抗があればOB・OG訪問の際にOB・OGの方に聞いてみましょう。
繰り返しますが短期インターンの服装で注意すべきは「企業の担当者から悪い印象を受けない」ことです。インターンといえども立派なビジネスシーンですから、大前提としてビジネスを意識した服装をすることを意識してください。
加えて周りから浮いてしまう格好も悪目立ちするのでNGです。これは企業からの指示に従ったり、少し手間をかけて人に聞いたりインターネットで調べたりするだけで避けられます。
短期インターンはあくまで新卒入社を考える候補企業の研究の場ですから、無理に個性を出さず、周りと調和する服装で行きましょう。
長期インターンとは有給で長期間(約6ヵ月以上)実際のビジネスの現場で就業するインターンシップです。主に大学生がビジネス経験を積むために参加します。
長期インターンの場では「一緒にいて働きやすいと思ってもらえること」が重要です。
では長期インターンの場ではどのような服装をすれば良いのでしょうか?
初めに、大前提として長期インターンの場でも服装は基本的にはスーツかビジネスカジュアルのどちらかです。(スーツ、ビジネスカジュアルの説明は1-1を参照)
その上でどちらを選択するかは、まず自分が就く職種から判断しましょう。
●クライアントに対面で会う職種
クライアントに対面で会う職種として挙げられるのは営業職とコンサル職がメインになります。こういった職種に就く方は【スーツ着用】が原則になります。
クライアントに対面で会う場合、クライアントからは長期インターン生であっても企業の顔として見られます。そのため清潔感に加え、この人なら仕事を任せて大丈夫、相談できるという信頼感・安心感を与える格好を心がけましょう。
一方で就活の場面と異なり、スーツは実務で働く際の勝負服としても活躍しますから、自分の個性を出してOKです。一緒に働く社員や先輩インターン生の服装を見て許容される範囲で自分らしさを出していくのは面白いと思います。
●クライアントに対面で会わない職種
基本的にマーケティング職やエンジニア職、コーポレート職などの職種はクライアントには対面では会いません。また営業職でもテレアポ業務などを中心とする職務もクライアントにはあまり対面で会いません。こういった職種に就く方は【ビジネスカジュアルな私服】が原則になります。
ただしクライアントや外部の方と対面で会う機会には、営業職等と同様に会社の顔として見られますので【スーツ】が良いでしょう。周りの人がビジネスカジュアルだからスーツだと浮いてしまう、と言う場合でも最低限ジャケットは着用した方が良いです。急な企業訪問や来訪対応も考えられますから日頃ビジネスカジュアルな私服着用であっても、1着はジャケットをオフィスに置いておくのが安心です。
2-1では職種別に原則とされる服装を解説してきましたが、当然ながらその原則にあてはまらない企業もあります。マーケティングであっても必ずスーツ着用というところもあれば、営業であってもビジネスカジュアルというところもあります。こういう時には企業の服装ルール・習慣に従いましょう。
企業の服装ルール・習慣はその企業の求人ページやコーポレートサイトに掲載されている社内風景の画像から判断できます。画像から判断できなかった時は、「面接時にオフィスの様子を見て」判断してください。また面接時や入社前に直接社員さんに聞いてみるのも良いですね。
長期インターンとして採用されるまでには、必ず面接があります。
多くの場合面接前に届くメールに服装の指示がありますのでそれに従ってください。
もしメールに服装の指示が無ければ、そのまま仕事が始められるような服装にしましょう。具体的には2-1を参考に自分が就きたい職種でスーツかビジネスカジュアルな私服かを判断してください。判断に迷う場合にはメールで企業の担当者に確認するか無難にスーツで行くのが良いでしょう。
繰り返しますが、長期インターンの服装で注意すべきことは「一緒にいて働きやすいと思ってもらえること」です。これは面接時も勤務開始後も同じです。一緒に働く人の格好に合わせて服装を選びましょう。
一方で長期インターンはビジネスの実践の場ですから、度を過ぎなければ個性を出してOKです。
「自分が着ていて働きやすい、着ていて楽しい」と思える服装をするのも長期インターンとして仕事のパフォーマンスを上げる一つの手段です。実際、個性的な私服で来る事を認めるカルチャーの企業も多いですし、大学に行くときに着る私服で来ているインターン生も多いです。
ですからスーツ着用の職種を除いてですが、学校に行った後そのままの服装で長期インターンに行くこともOKです。
長期インターンの服装は、自分も周りも働きやすさ重視で選びましょう!
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