インターンとは? 就活生が企業選択に欠かせないインターンを解説します。

就活生の間ではおなじみのインターン。就活で選考を受ける企業を選択するためにも、是非インターンは行っておきたいですよね。
とは言えインターンのことをあまりよく分かっていない人も多いのではないでしょうか?
今回はインターンの定義、実施状況、内容、目的などを解説していきます。

この記事のデータは「リクルートキャリア」さんの就職白書2018 -インターンシップ編-から引用しています。

1. インターンとは

 1-1. インターンの定義

インターン(インターンシップ internship)は「就業体験」と訳されることからも分かる通り、元々は企業が行うビジネスを体験することを指します。
日本では主に短期間のビジネス体験のことを「インターン・短期インターン」と呼称し、有給で長期間(約6ヵ月以上)実際のビジネスの現場で就業することを「長期インターン」と呼称します。

※なお、この記事では短期インターンのことを「インターン」、長期インターンのことを「長期インターン」と呼称します。

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インターンは近年の就活の早期化に伴い、実施率が上昇しつつあります。

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 1-2. 大学生のインターン参加率、参加社数

  ●大学生のインターン参加率

2018年卒の大学生のインターン参加率は55.2%でした。
前年2017年卒の大学生の参加率が43.7%、2016年卒が39.9%、2015卒が26.9%であることを踏まえると、今後もインターン参加率は上昇するでしょう。

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  ●大学生のインターン参加社数

2018年大学生が参加したインターンの企業数の平均値は3.30社、中央値は2社です。
インターン参加の相場は"1-2社"で、"3社以上"のインターンに参加していると周りよりも多めの参加だと言えます。

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 1-3. 大学生のインターン参加期間、参加時期

  ●大学生のインターン参加期間

2018年卒業の大学生の参加した2017年開催のインターンの期間の中で、最も多かったものは「1日」で65.5%でした。
次いで多かったのが「3日~1週間未満」で31.3%でした。

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  ●大学生のインターン参加時期

大学生のインターン参加時期の内、最も参加が多いのは「大学3年生の7-9月」いわゆるサマーインターンの時期です。次いで「大学3年生の1-3月」と来ます。いわゆるウィンターインターンです。

なお、インターンの実施時期と実施期間には一定の関係性があります。
大学生の休みの期間が共通する夏休みのサマーインターンには、2日~1週間の複数日開催のインターンに、就活を目前に控えた冬休みのウィンターインターンには、1Dayのインターンに行く人が多いです。

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 1-4. インターンの実施・参加傾向のまとめ

  ■インターンの開催状況(企業側)

現在、日本の企業のほとんどがいずれかの形態でインターンを開催しています。
そしてそのインターンは、①「1日」開催の1Dayインターン②「10日以内の複数日」開催のインターンの2つに分けることが出来ます。

「1日」開催の1Dayインターンは「9月~3月のウィンターインターン」の時期に多く開催される傾向があります。
「10日以内の複数日」開催のインターンは「7月~9月のサマーインターン」の時期に多く開催される傾向があります。

  ■インターンの参加状況(学生側)

一方、大学生の内インターンに参加するのは約6割です。
参加するインターンの数は「1-2社」が相場で、「3社以上」参加すると周りより多く参加したと言えるでしょう。

「1日」開催の1Dayインターンは「9月~3月のウィンターインターン」の時期に多く参加する傾向があります。
「10日以内の複数日」開催のインターンは「7月~9月のサマーインターン」の時期に多く参加する傾向があります。

また「1日」開催の1Dayインターンの方が、参加率が高いです。

2. インターンの内容

 2-1. 大学生が参加したインターンの内容の類型

現在最も主流とされるインターンのコンテンツは通常業務とは異なる別課題やプロジェクトの経験です。
企業が実施する目的は主に2つ。「企業の事業理解促進」と「優秀な学生のスキルの見極め」です。

扱う課題やプロジェクトは架空のものとはいえ、通常その企業がやっている業務の要素を盛り込んでいるため、参加者はその業務を通じて入社後携わる仕事の雰囲気を体感することが出来ます。
また、採用を見据えインターンを通じて優秀な学生と接点を持つ意味合いも大きいため課題の難易度は高くなる傾向にあります。そのため参加者は自分のスキルの腕試しや優秀な学生同士のネットワークを作ることができます。

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 2-2. インターンの期間と内容の相関

1Dayインターンでは主に企業紹介の側面が大きくなります。
インターンの内容も企業・仕事・業界の説明、職場見学であったり、簡単なグループワークであったりと比較的簡単なものが多いです。

これに対し複数日開催のインターンでは優秀な学生のスキルの見極めの側面が大きいです。
インターンの内容も事業立案などの課題やプロジェクトの経験と比較的難しいものが多いです。

 2-3. 報酬の有無

従来はインターンで報酬は出ませんでした。しかしながらここ1,2年で報酬を出すインターンが増えつつあります。
特にサマーインターンが優秀な学生との最初の接点という意味合いを強く持ち始めたことを受けて、報酬を出すことで優秀な学生を誘致しています。
そのため2019年以降のインターンでも報酬は増えていくと予想されます。

現在報酬が出るインターンは、2日~1週間のものがほとんどです。
1日開催のインターンではほとんど報酬はありません。

現在の報酬の相場は1日当たり8000~10000円です。多いところだと一日あたり2万円近くを支給するところもあります。

 2-4. インターンは採用につながるか

現在企業側にはインターン実施に際し、採用の意図が少なからずあるようです。
18卒向けのインターンで、採用を意識し学生のスキルを見極める目的を持っていたのは全体の約4割に当たります。
また採用に直結したものとしてインターンを開催した企業は全体の1割ほどありました。
これらのことを考えると2019年以降も、インターンが採用につながる傾向は加速すると予想されます。

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3. インターンの選考過程

採用を意識し学生のスキルを見極める目的で実施されるものを中心に、インターンでは選考が実施されることがあります。

一般的なインターンの選考は次のようなフローで行われます。
エントリー→ES提出→Webテスト・グループディスカッション選考→面接→内定
企業によってESが無かったり、Webテストが無かったりすることがあります。

スケジュールに関しては、
ESの締め切りが6月下旬~7月頭、
Webテスト・グループディスカッション選考が6月中旬~7月中旬、
面接が6月中旬~7月下旬
を目安に実施されます。

インターンの選考は速いテンポで進む傾向があります。
また選考は先着順のため枠が比較的早く埋まる傾向があります。
そのためスケジュールに余裕を持ちつつ、早め早めに活動するのが必要です。
特に大学の授業と選考が重なることもしばしばあるので、その辺りに注意する必要があります。

4. インターンに行く目的

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18卒の大学生がインターンに行った目的は「仕事理解(65.6%)」、「業種理解(67.6%)」、「企業・各種団体等の事業内容理解(34.1%)」とビジネスの理解の側面が大きいです。

実際に18卒の大学生がインターンに参加して良かったと思う点も「仕事内容を具体的に知ることができた(60.5%)」「業種について具体的に知ることができた(60.5%)」「企業・各種団体等・職場の雰囲気を知ることができた(29.5%)」とビジネスの理解の側面が大きいです。

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その一方で優秀な学生は、自分のスキルを試す・自分の価値を測ることを目的としてインターンに行く人も多いです。
特に選考が厳しく、プログラム内容のレベルが高いインターンには優秀な学生が集まります。その厳しい環境に自分を投じてみて周りの学生と比較検証をしたり、インターン参加社員からフィードバックをもらったり、優秀な学生同士のコミュニティを作ったりして、来る就活に備えているのが現状です

5. インターンに行く目的を考えよう

インターンは既に、学生にとっても企業にとっても就活の一部と事実上なっています。しかしながらその開催形態や実施目的、インターンの内容などは企業によって大きく異なり、一口にインターンといってもその実態は様々です。
そのため、目的を持ってインターンに臨むことが欠かせません。

企業や業界、仕事の理解が目的であれば、1Dayインターンを数多く行く方が企業同士比較が出来て良いかもしれません。
自分のスキルアップや優秀な学生との競争・交流が目的であれば、複数日開催のインターンに行く方が、学生の環境や社員から貰えるフィードバックの面から良いかもしれません。

目的もなく、周りの人が行っているから、という理由でインターンに行ってもあまり良い成果は得られません。
自分の目的に沿ったインターン選びを心がけてくださいね。

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